- 世界初上映
特集企画《台湾:電影クラシックス、そして現在》
草原の焔
Green Grass, Pale Fire [草地火焰]
監督:黄インイク(黃胤毓)
Director: HUANG Yin-yu|2021年|台湾・日本|21分
上映日 | 時 間 | 会 場 |
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3/6 土 | 18:45 | シネ・リーブル梅田4 |
3/11 木 | 16:15 | シネ・リーブル梅田3 |
※プログラム《短編A》『Talker』『にじいろトリップ』と併映
- 出 演
- アトム・ライ(賴建宇)
フェリス・チェン(陳凱勛)
リー・グオチアン(李國強) - 作品解説
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1935年、西表島。軍需拡大で活況を取り戻した日本の石炭産業は、西表炭坑で大規模な採掘作業を続けていた。鉱夫たちの中には外国人も含まれていたのだが、劣悪な労働環境とマラリアの蔓延から、脱走する人々(八重山の方言で“ピンギヌム”)も少なくなかったという。その夜も、3人の台湾出身のピンギヌムが、島から出る密航船を目指してジャングルを進んでいた。焚き火を囲んでのひと休み、緊張の糸がほぐれた3人のすぐ近くまで追手が迫っていることを、彼らはまだ知らない。
OAFF2017で上映された『海の彼方』を皮切りに「八重山諸島の台湾移民」を描き続ける黄インイク監督。今回はかつて“緑の牢獄”と称された西表炭鉱にフォーカスし、その史実をOAFF2021で上映される2本の作品で解きほぐしている。1本は前作同様の長編ドキュメンタリー『緑の牢獄』、そしてもう1本が短編劇映画として完成した本作である。ドキュメンタリーでは描ききれなかった、当時の青年炭鉱夫の抑圧と焦燥、そして絶望を、フィクションの力でよりリアルに活写する黄監督のたくらみを堪能したい。時空と精神世界が交錯する難役を見事に演じきった主演のアトム・ライは、短編映画やミュージックビデオで活躍する若手俳優である。[杉山亮一]
- 配 給
ムーリンプロダクション
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