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  • 世界初上映

インディ・フォーラム部門

Out of TOKYO 202x

Out of TOKYO 202x

監督:幾世明訓

Director: IKUSE Akinori|2022年|日本|14分

上映日 時 間 会 場
3/12 土 16:30《短編3》 シネ・リーブル梅田4
3/16 水 18:20《短編3》 シネ・リーブル梅田4

※プログラム《短編3》『二度と一緒にさまよわない』『凪』と併映

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出  演
今川宇宙
両角颯
作品解説

この物語は未来が記憶するTOKYO2020。
TOKYO2020の開会式当日、主人公Rikaはこの特別な1日を体験しようと未来からやって来る。そこでRikaは不思議な男性Shinに出会う。Shinもまた、Rikaとは別の未来からこの日のためにやって来たと話す。一体2人の目的は? Rikaの感情は開会式のクライマックスに向けて揺れていく。

監督メッセージ

「Out of TOKYO 202x」が大阪アジアン映画祭で上映することができてとても嬉しく思っています。本当にありがとうございます。

この作品は去年の東京で開催されたTOKYO2020が舞台です。
コロナの影響でTOKYO2020が延期になりました。
しかし、開催が決定し、ポジティブに展開していくとがとても嬉しかったです。そんな僕と同じ気持ちの人たちがその日どんなことをしているのか カメラに収めたいと思ったのがきっかけです。
そこからどういうストーリーにしようか考えました。
描きたかったのはこの日が未来にとってとても大事な日であってほしいこと、未来が記憶する日です。それは技術がいくら進歩してもその日を実際に体験したいと未来の人たちに羨んでほしい。そう思えるストーリーを考えました。

脚本が出来上がっていく中で、
役者の今川宇宙さん、両角そうくんに声をかけさせてもらいました。
未来人としてその日を知っていながらも、体験は初として感じる未来人を演じてもらいました。撮影のその日がどんな状況か不透明な中、演じきってもらえ、ほんと感謝しています。

スタッフともこの状況を撮影する上で色々な議論をしました。
あの日を撮影するために、長回しを多用する撮影手法だったり、
広角で役者との距離を詰めたアングルも効果的でした。

また、衣装やメイクもどんな未来から来た人たちの衣装なのか、素材から
デザインまでどんな暮らしをしている未来からこの日やってきたのかとか
役者を見て想像を膨らませることで、素敵な雰囲気が醸し出すことができたと思っています。

編集も手触り感のあるザラザラとした生々しいグレーディングや
聞き入るよう2人にフォーカスした音、この日を象徴するタイトルデザイン
また、日本語のその機微に合わせて違和感のない英語翻訳してもらったこと。ほんと感謝しています。

この作品を見直すたびに、過去はとても大切なものだと改めて感じます。
だから時間の流れの中で、現代の今を大切に思う感情が芽生えると思っています。

大阪アジアン映画祭で上映することができ
本当に、ありがとうございました!

監督:幾世明訓

Director: IKUSE Akinori