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インディ・フォーラム部門《特別上映》

遊撃 -「多十郎殉愛記」外伝-

YU-GEKI~side story of "Love's Twisting Path"~

監督:松原龍弥

Director: MATSUBARA Tatsuya|2021年|日本|88分

上映日 時 間 会 場
3/20 日 12:20 シネ・リーブル梅田3
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出  演
中島貞夫
作品解説

中島貞夫監督(撮影当時83歳)による、20年ぶりの劇映画『多十郎殉愛記』の撮影から公開までを追ったドキュメンタリー。

メイキング映像や貴重な証言をもとに、中島監督の半生や作家性に迫っていく――。

中島貞夫:昭和9年8月8日生 千葉県東金市出身

昭和34年東映入社 製作部製作課 助監督ルームに所属後、マキノ雅弘・沢島忠・今井正・田坂具隆の助監督として活躍。『くノ一忍法』でデビュー以後、『893愚連隊』にて日本映画監督協会新人賞受賞。『兄弟仁義 関東兄弟分』『温泉こんにゃく芸者』『懲役太郎 まむしの兄弟』『現代やくざ 血桜三兄弟』『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』『東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯』『実録外伝 大阪電撃作戦』『狂った野獣』『沖縄やくざ戦争』『瀬降り物語』『首領を殺った男』など、監督作品は60本以上。

監督メッセージ

88分という時間の中で、中島貞夫監督の映画作りや人生の一端を描こうなど出来るはずがない。すでに監督自身が書かれた本や膨大な取材によって完成されたルポタージュなどがあるし、中島監督について知りたければ、それらを手に取るのが良い。何よりも、60本以上ある監督の映画を観ることを強くオススメする。すべての映画に中島貞夫が刻印されているからだ。

本作は、2018年にスタートした「多十郎殉愛記」制作における準備から公開までを記録した映像の断片と、監督のご家族、友人、仕事仲間の証言集からなる。

膨大なラッシュを見ながら、撮影当時の気持ち、レンズ越しに抱いた感情を大事にしながら編集作業を行なった。編集は遅れに遅れ、関係者の皆様にはご迷惑をおかけした。どうしても切りたくなかったシーンやカットを切ったりして、精神的にも落ち込んだりしたが、映画を作っている中島監督がめちゃくちゃカッコいいことだけ(その他にも、もちろんたくさんあるが)は、どうしてもお客さんに伝えたかったことの一つだ。

2022年の大阪アジアン映画祭で上映されること、喜びとともに誇らしく思うのと同時に、映画祭に駆けつけた皆様が、本作と出会える瞬間を少しの不安とともに楽しみにしています。

監督:松原龍弥

Director: MATSUBARA Tatsuya