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第7回大阪アジアン映画祭プレ企画・映画連続講座2011

2012年3月9日(金)〜18日(日)開催の「第7回大阪アジアン映画祭」に向けて、映画祭をより深く体感するとともに、多様な映画への理解、映画の面白さを知っていただくことを目的に、映画連続講座を開催いたします。大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクターでアジア映画の第一人者・暉峻創三氏がアジア映画を4回にわたって語る「特別連続ゼミナール」、日本映画についての講座である「日本映画連続講座2011」、さらに「映画字幕講座」を開講いたします。映画や映画祭への関心を高めると同時に、映画観客を育てていくことも射程に入れ、興味深い講座を目指します。お気軽にご参加ください。

 

※本イベントは終了しました。

日本映画連続講座2011
参加概要
講座1
9月24日(土)14:00〜
「名作映画から学ぶ裁判員制度」
裁判員制度の施行から丸2年。無罪判決と死刑判決も5件ずつ。しかして、制度の定着は? 『十二人の怒れる男』('57)、『アラバマ物語』('62)など米国には陪審映画の傑作が多く、ジョン・グリシャム作品は日本でも大人気。しかし、『疑惑』('82)や『事件』('78)、『ゆれる』('06)や『それでも僕はやってない』('06)など日本だって名作がゴロゴロ。さらに韓流だって。裁判員なんてとても無理! そんなことを言わず、名作映画からしっかりと!

講師:坂和章平(さかわ・しょうへい/弁護士、映画評論家)

坂和章平
1949年愛媛県松山市生まれ。大阪大学法学部卒。74年弁護士登録(大阪弁護士会)。79年坂和章平法律事務所開設。その後坂和総合法律事務所に改称し現在に。大阪モノレール訴訟、阿倍野再開発訴訟等の実践の他、『実況中継 まちづくりの法と政策』1〜4など都市問題についての著書多数。01年から映画評論家活動を始め、02年から11年までに『SHOW-HEYシネマルーム』1〜 26を出版(約2000本を評論)。近時は『名作映画から学ぶ裁判員制度』(10年)、『名作映画には「生きるヒント」がいっぱい!』(10年)の他、『取景中国:跟着 影去旅行』(09年)では中国映画評と中国旅行記を中国語で出版。07年10月には北京電影学院での講演も。弁護士稼業と映画評論家活動の二足のわらじを履いて、快走中!
講座2
10月30日(日)14:00〜
「大阪の映画を語る!」
110年以上もの映画の歴史を誇る大阪。映画を上映すると共に、大阪を舞台に様々な映画が製作されてきた。その映画は実に多種多彩で、多様な大阪が映し出されてきた。日本映画の巨匠たちがこぞって描き出した大阪とは? 大阪の映画を語る第一人者が熱く語る大阪の映画の魅力。大阪の映画が様々上映されてきた2011年、浪花映画総決算!

講師:武部好伸(たけべ・よしのぶ/映画評論家、エッセイスト)

武部好伸
1954年、大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒。読売新聞大阪本社記者を経て、95年からフリー。映画、ケルト文化、洋酒をテーマにユニークな執筆活動を展開している。日本経済新聞夕刊文化欄で映画評、読売新聞で紀行エッセー「映画の地を歩く」などを執筆。日本ペンクラブ会員。関西大学社会学部非常勤講師。著書に『ケルト映画紀行〜名作の舞台を訪ねて』(論創社)、『ウイスキーはアイリッシュ〜ケルトの名酒を訪ねて』(淡交社)、『シネマティーニ 銀幕のなかの洋酒たち』(同)、 『ぜんぶ大阪の映画やねん』(平凡社)など。
講座3
11月20日(日)14:00〜
「おおさかシネマフェスティバルはここから始まった!  
 〜『暗くなるまで待てない!』特別上映」

「おおさかシネマフェスティバル」は、1976年に開催された「第1回映画ファンのための映画まつり(おおさか映画祭)」が始まりだった。以来、30年も続いた日本でも屈指の歴史を誇る映画祭である。映画祭を始めたのは、大森一樹監督が自主製作した歴史的快作『暗くなるまで待てない!』のスタッフたちだった。本作の上映と、関係者による映画祭誕生の原点とは!?

講師:大森一樹(おおもり・かずき/映画監督、大阪芸術大学教授)

大森一樹
1952年、大阪市生まれ。75年、京都府立医大在学中に撮った自主製作映画『暗くなるまで待てない!』が話題を呼ぶ。77年、第3回城戸賞を受賞した『オレンジロード急行』でメジャー監督デビュー。自主映画からスタートし、ミュージカル、恋愛映画、ファンタジーなど幅広い活躍を見せる日本を代表する映画監督の一人。主な作品に『ヒポクラテスたち』(80年)、『恋する女たち』(86年)、『ゴジラVSビオランテ』(89年)、『わが心の銀河鉄道〜宮沢賢治物語』(96年)など。今年、『津軽百年食堂』『世界のどこにでもある、場所』の2本が公開され、話題となった。現在、大阪芸術大学教授。関西での映画製作や新しい才能の発掘・育成に取り組んでいる。

司会:高橋聰(たかはし・さとし/映画評論家、「おおさかシネマフェスティバル」部門委員長)

※他、ゲスト来場予定
 
※スケジュール等々におきまして、やむをえない事由により変更する場合もございます。あらかじめご了承ください。  
※終了は、各日とも、16:00〜16:30予定。
会 場
大阪歴史博物館・4階第1研修室
地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目駅」9号出口前、NHK大阪放送局隣
大阪市中央区大手前4-1-32 TEL.06-6946-5728
大阪歴史博物館公式サイトはこちら http://www.mus-his.city.osaka.jp/ >>>
受講料
各回600円
※3回すべて受講される方は、1500円になります。
対 象
映画・映像・文化に関心のある方
内 容
講義・意見交換、及び映像作品のビデオ参考上映
受講資格
学歴、性別、年齢は一切問いません。
募集人員
各回60名(先着順)
応募方法
予め下記までお申し込みください。
当日の受付も可能ですが、定員になりましたら受講いただけないこともあります。
お問合せ・
お申込み先
TEL 06-6582-1416(シネ・ヌーヴォ)
FAX 06-6582-1420( 〃 )
e.mail: info@oaff.jp
主 催
大阪映像文化振興事業実行委員会
大阪歴史博物館
協 力
NPOコミュニティシネマ大阪
シネ・ヌーヴォ
プラネット・スタジオ・プラス・ワン