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第8回大阪アジアン映画祭プレ企画
大阪アジアン映画祭 映画字幕翻訳講座 in 大阪大学箕面キャンパス

 110年以上も続いた35ミリフィルムは消え去ろうとし、映画はデジタル(DCP)時代を迎えました。すでにアメリカ・韓国では映画館はほぼデジタル化が完了し、日本でも2013年春には大手映画会社はすべてをデジタル作品に切り替え、フィルム上映は終焉しようとしています。
 いよいよ本格デジタル時代に入り、海外の映画や映像が即座に配信されるなど、映画をめぐる環境は大きく変わってきています。多様な海外の作品が日本に紹介され、その日本語字幕や吹き替えなどにおいて、瞬時に翻訳化が求められる時代になってきました。
 しかし、これら映像作品の字幕翻訳は単なる日本語訳とは異なり、多くの情報を限られた字数の中に要約し、さらに日常で会話しているような分かりやすい言葉にまとめなくてはなりません。「要約翻訳」、さらに「超訳」が求められるのです。その字幕翻訳の世界は、独特なものがあるといえましょう。では、字幕翻訳は普通の翻訳とどこがどう違うのでしょうか……?
 2008年から開催され好評の「映画字幕翻訳講座」、今年も大阪大学箕面キャンパスで開催いたします。字幕翻訳家の太田直子さん、字幕制作者の堀三郎さんという映画字幕の最前線で活躍されるお二人にお越しいただき、やさしく分かりやすく、また楽しく映画字幕の世界を語っていただきます。
 ますます高まる映画字幕ヘの関心。映画字幕や字幕翻訳家に興味のある方はもとより、映画がお好きな方も、どうぞお気軽にご参加ください。

 

※このイベントは終了しました。

参加概要
講 師
太田直子さん(字幕翻訳家、映画翻訳家協会会員)
1959年広島県生まれ。天理大学ロシア学科卒。前映画翻訳家協会会長。著書『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』(光文社新書2007年)。最近の字幕担当作品『ルート・アイリッシュ』『マダガスカル3』『あの日 あの時 愛の記憶』『バイオハザードV』など多数。
堀三郎さん(アテネフランセ文化センター)
日本における字幕投影システムの第一人者。東京国際映画祭をはじめ日本各地の映画祭で活躍。字幕翻訳プロデューサーとして活動されている。
司 会
古川裕教授(大阪大学大学院言語文化研究科教授、大阪大学上海教育研究センター長)
2008年度NHKテレビ中国語講座講師。専攻は現代中国語の文法研究。中国の映画やドラマのファンで、音楽や映像を使った中国語教育法にも関心がある。第7回大阪アジアン映画祭コンペティション部門『離れられない』『刀のアイデンティティ』を字幕監修。
日 程
2012年11月12日(月)14:40開講 (途中休憩をはさんで3時間予定)
会 場
大阪大学箕面キャンパス 図書館AVホール
大阪モノレール「彩都西駅」下車、西へ徒歩約15分
阪急バス「阪大外国語学部前」「間谷住宅4」下車(千里中央始発、北千里、小野原経由)
大阪大学公式サイトアクセスページはこちら http://www.sfs.osaka-u.ac.jp/jpn/access.html
料 金
無料
・一般の方は事前登録が必要です。下記、一般お問合せ先へ電話かメールでお申し込みください。
・ただし、満員の際は、お断りすることもありますので、予めご了承ください。
・大阪大学の学生は事前登録は不要です。
定 員
150名
お問合せ・
お申込み先
(大学)072-730-5013,5015(大阪大学言語文化研究科・外国語学部箕面総務室研究協力係)
e.mail: genbun-minoh-kenkyo@office.osaka-u.ac.jp
(一般)06-6373-1211(大阪アジアン映画祭 事務局)
e.mail: info@oaff.jp
主 催
大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪アジアン映画祭)
大阪大学大学院言語文化研究科
大阪大学外国学図書館