- 日本初上映
HONG KONG GALA SCREENING|特集企画《Special Focus on Hong Kong 2021》
手巻き煙草
Hand Rolled Cigarette [手捲煙]
監督:チャン・キンロン(陳健朗)
Director: CHAN Kin-long|2020年|香港|104分
上映日 | 時 間 | 会 場 |
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3/12 金 | 15:25 | ABCホール 《HONG KONG GALA SCREENING》 |
3/14 日 | 17:55 | 梅田ブルク7:シアター7 |
- 出 演
- ラム・カートン(林家棟)
ビピン・カルマ
マイケル・ニン(白只)
ベン・ユン(袁富華)
タイ・ボー(太保) - 作品解説
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駐香港イギリス軍上官だったチウ(ラム・カートン)は今、黒社会と繋がり密輸などで食い繋いでいる。固い絆で結ばれていたはずの兵士仲間たちとも疎遠になっていた。黒社会の連中に追われ偶然チウの家に転がり込んできたマニ(ビピン・カルマ)は「横領したブツ」を持っていた。それとは知らず仕方なく匿ってやるうちに、傷つき固く閉ざされたチウの心が少しずつマニを受け入れていく。ところが「ブツ」のせいで事態は最悪の方向へ。チウの最期の一言「今まで俺のために煙草を捲いてくれた奴はいなかった」がトップシーンとオーバーラップして悲しみを増幅する。
チャン・キンロンは商業作品監督としては新人ではあるが、インディー作品の制作経験もあり、俳優としてのキャリアも長い。本作のクオリティが偶然の賜物でないのは下記の評価を見れば明白である。厳しい予算の中でこれだけの俳優陣を揃え、パルクールのインストラクターであるビピン・カルマという新しい人材を発掘した手腕は今後の作品への期待を呼ぶ。
香港政府のサポートによる「オリジナル処女作支援プログラム(首部劇情電影計劃)」入選作品。2020年香港亞洲映画祭オープニング作品。第57回金馬奨で7部門にノミネート。[ソフィ・ウエカワ]
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