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  • 日本初上映

クロージング

MISS OSAKA(原題)

Miss Osaka

監督:ダニエル・デンシック

Director: Daniel DENCIK

2021年|デンマーク・ノルウェー・日本|90分

上映日 時 間 会 場
3/20 日 19:00 ABCホール 《クロージング上映》
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出  演
ビクトリア・カルメン・ソンネ
森山未來
阿部純子
モリモトナギサ
ミケル・ボー・フォルスゴー
南果歩
作品解説

24歳のイネスは自分に自信が持てず、「別の誰かになりたい」という願望をいつも抱いていた。恋人のノルウェー出張に同行したイネスは、大阪からやってきた謎めいた女性・マリアと出会う。そして、マリアの事故死をきっかけに、自分自身を葬りマリアになりすますことを決意。新しい人生を求め、すべてを捨てて大阪へと旅立つイネス。ナイトクラブ“MISS OSAKA”の名刺を手にした彼女は、ネオンが輝くパラレルワールドの奥深くへと導かれていく。イネスの、「別の誰かになりたい」という願望を追求する旅が始まる。

監督を務めるのは、作家としても活躍するデンマークの若き俊英、ダニエル・デンシック。本作ではプロデュースと脚本も手掛ける。2014年、デンマークアカデミー賞の最優秀短編ドキュメンタリー賞を獲得。2015年、西アフリカのガーナとブルキナファソで撮影した初の長編劇映画“Gold Coast”はカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で上映された。長編2作目となる本作は、雄大なノルウェー北部と喧騒に包まれた街・大阪を舞台に、アイデンティティが溶け合う現代で、自分であること、人を愛することとは何かをテーマに据え、真実と虚偽が交差するスリリングなミステリー映画を作り上げた。

イネスを演じるのは、2020年にベルリン国際映画祭シューティング・スター賞を受賞したデンマークの新星、ビクトリア・カルメン・ソンネ(『ウィンター・ブラザーズ』『ビッチ・ホリデイ』)、恋人役のミケル・ボー・フォルスゴーは『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』でベルリン国際映画祭主演男優賞を獲得するなどデンマークのスター俳優である。そして日本から、ナイトクラブ“MISS OSAKA”の闇を彩るメンバーとして、森山未來(『オルジャスの白い馬』『アンダードッグ』)、阿部純子(『2つ目の窓』『リング・ワンダリング』)、南果歩(『伽倻子のために』『「オー・ルーシー! OH LUCY!」』)が出演。日本とデンマークの実力派俳優がここに集結した。

 また、音楽を手掛けるのは、サキソフォン奏者、作曲家の清水靖晃(TVドラマ「今ここにある危機とぼくの好感度について」)。そしてデンマークのプロデューサー、マイケル・ハスランド=クリステンセン(Michael HASLUND-CHRISTENSEN)のもと、日本側のコプロデューサーとして山本晃久(『スパイの妻』『ドライブ・マイ・カー』)が参加している。

「大阪は私がずっと魅かれていた場所です。少年時代には、まったく別世界のような気がしていました。私はこの映画に子どものころから抱いてきたテーマを詰め込みました。それは、運、運命、偶然の産物、偽物と本物、アイデンティティを変えるということ、つまり人生という冒険についてです」と監督はコメントを寄せている。

2022年内、公開予定。

配  給
カルチュア・パブリッシャーズ

プロデューサー:マイケル・ハスランド=クリステンセン

Producer: Michael Haslund-Christensen