- 日本初上映
特別注視部門
マリアム
Mariam
監督:シャリパ・ウラズバエヴァ
Director: Sharipa URAZBAYEVA|2019年|カザフスタン・ドイツ|75分
上映日 | 時間 | 会場 | ゲスト登壇(予定) |
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3/7土 | 16:45 | シネ・リーブル梅田4 | |
3/14土 | 16:50 | 梅田ブルク7 シアター7 |
- 出 演
- メルエルト・サブシノヴァ
アルマス・ベクティバエフ
ハムザ・コクセベク
エディゲ・アフメト - 作品解説
大都市アルマトイから400キロ、さらに幹線道路から3キロ離れた大平原に位置する村で、マリアムは夫と4人の子どもたちと細々と暮らしていた。ある冬の日、夫は跡形もなく姿を消してしまう。夫が失踪したことを知った雇い主から家畜を返すよう要求され、生計を立てる手段を失った一家は困窮していくばかりとなってしまう。病気の子どもを抱えたマリアムは、必死に夫の行方を探すが、一向に進展のないまま時が過ぎていく。そこで、彼女はついにある決断をする。生きるために彼女が取った方法とは…。
カザフスタンの新鋭女性監督シャリパ・ウラズバエヴァの長編デビュー作。中央アジアの片田舎、容赦ない厳冬の大地を生き抜く残された妻と子どもたちの生き様が、丹念にそしてあふれるリアリティで描き出される。マリアム演じるメルエルト・サブシノヴァの控え目だが力に満ちた演技は、主人公の苦悩と、しだいに変容していくその姿に圧倒的な説得力を与えている。本作『マリアム』は、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭、ロカルノ国際映画祭等で上映された。[宍戸麻理子]
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