- 日本初上映
特別招待作品部門
ロボット・ソリ
SORI: VOICE FROM THE HEART
監督:イ・ホジェDirector: LEE Ho-jae|2016年|韓国|117分
上映日 | 時間 | 会場 | ゲスト登壇(予定) |
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3/5日 | 20:45 | シネ・リーブル梅田3 | ◎ |
3/9木 | 20:40 | 阪急うめだホール |
- 出 演
- イ・ソンミン
イ・フィジュン
イ・ハニ - 作品解説
行方不明になった娘を10年も探し続け、ある島にたどり着いたヘグァンは、宇宙から漂着した衛星ロボットを見つけ持ち帰る。そのロボットは世界中の声を認識する能力があり、ヘグァンの電話番号から娘の声を再生した。このロボットがピンクのトレーナーに反応したことから女の子だと決めてソリ(韓国語で声、音の意味)と名付ける。ソリとヘグァンの間には次第に信頼の絆が生まれるが、NSA(アメリカ国家安全保障局)とKARI(韓国航空宇宙研究院)がロボットを回収しようと躍起になっており、ヘグァンは追われる身となる。
背景に2003年に起こった大邱の地下鉄放火事件があるのだが、この時とセウォル号事件が同じように発生後の当局対応のまずさで犠牲者が多かったと言われている。その辺を重ね合わせて見ることも可能であるが、映画のメインテーマは娘を溺愛していた父の思いである。なぜ、あの時だけ、喧嘩して出て行け、と言ったのか、悔やんでも悔やみきれない父には、ソリがあたかも娘の分身のように見えてくるのだ。[岸野令子]