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  • 日本初上映

特集企画《ニューアクション! サウスイースト》

サンデイ

Sunday

監督:クリス・オン

Director: Kris ONG|2019年|シンガポール|13分

上映日 時間 会場 ゲスト登壇(予定)
3/6金 18:45 シネ・リーブル梅田3    
3/12木 16:10 シネ・リーブル梅田3    

※プログラム《短編B》『ビー、マイ・フレンド』『カリフォルニア・ドリーミング』『RPG』と併映

サンデイ
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出  演
ヴィッキー・ヤン
アダム・ジェラルド・リー
作品解説

点滴が吊るされた部屋で、女が枕を縫いながら話かけている。しかし、話し相手は見えない。一瞬、目のアップだけが映る。場面が変わり、別な部屋で、若い男女のカップルがテレビをめぐって、言い争いをしている。それを眺めているのは冒頭の女。首と手に発疹がある。カップルの女は悪態を付きながら部屋から出て行き、男は残される。彼は全身にタトゥーを入れていて、松葉杖をついている。男と女の会話から、男は女の妹の彼氏で、妹との争いで左足を負傷していることがわかる。やがて、二人は禁じられたひと時を迎える。

監督はHBOアジアのスクリプトコンサルタントとして活躍するクリス・オン。シンガポール国際映画祭上映時のレーティングはR21、『部屋のなかで』(エリック・クー監督/OAFF2016)と同じレーティングである。13分に凝縮された短編には、医療器具の音、うめき声、そしてあえぎ声が響き、姿の見えない病人の気配、松葉杖、タトゥー、そして発疹と、不穏な音と映像が溢れている。抑圧されたものが今にも爆発しそうな緊張と不安で観客を宙吊りしたまま、エンディングへと進む。[坂川直也]

★ヒロインを演ずるのは『デモンズ』主演のヴイッキー・ヤン。