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  • 海外初上映

特集企画《台湾:電影ルネッサンス2020》

RPG

監督:シー・チュンハン(施君涵)

Director: SHIH Chun-han|2019年|台湾|29分

上映日 時間 会場 ゲスト登壇(予定)
3/6金 18:45 シネ・リーブル梅田3    
3/12木 16:10 シネ・リーブル梅田3    

※プログラム《短編B》『ビー、マイ・フレンド』『カリフォルニア・ドリーミング』『サンデイ』と併映

RPG
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出  演
永瀬正敏
ルビー・リン(林心如)
アン・イーチャオ(安乙蕎)
作品解説

近未来。人々の生活には“ニルヴァーナ”と呼ばれるAR(拡張現実)システムが広く普及していた。自閉症専門医のソニアの悩みは、学校でいじめを受ける娘やゲームに夢中な息子との関係。そんな一家に最近、日本人のトニーが新たな家族として加わる。彼らはARメガネ越しにお互いと向き合っていくのだが…。

小説家として台湾の著名な文学賞を受賞し、脚本家としても活躍するシー・チュンハン監督による本作は、現代人の日常にも浸透しつつあるAR技術をモチーフにした近未来SF。

ヒロイン・ソニアの家族に加わるトニーを演じるのは永瀬正敏。90年代初頭のオムニバス映画『アジアン・ビート』シリーズを始め、近年はOAFF2014でオープニング作品として上映された『KANO 1931海の向こうの甲子園』でも主演を務めた彼が、本作では穏やかなたたずまいで見るものを惹きつける。

またAR技術を見事にヴィジュアル化した映像もさることながら、仮想現実を通して家族関係を描くシー監督のストーリーテリングの巧みさも見逃せない。[鈴木大志]