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  • 海外初上映

特集企画《台湾:電影ルネッサンス2020》

雄鶏ものがたり

A Cockerel's Tale [雄雞卡克]

監督:シエ・ペイルー(謝沛如)

Director: HSIEH Pei-ju|2019年|台湾|21分

上映日 時間 会場 ゲスト登壇(予定)
3/11水 21:10 シネ・リーブル梅田3    
3/13金 11:50 シネ・リーブル梅田4    

※プログラム《短編C》『伏魔殿』『4×4』と併映

雄鶏ものがたり
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出  演
フィン・ホアン(黃士勛)
スミス・スカッダー・ノーマン
ツァイ・ジャーウェン(蔡哲文)
クリスティン・ホン(洪瑋婷)
ルー・ウェンシュエ(魯文學)
作品解説

OAFF2020コンペティション部門で初の長編映画『大いなる餓え』が上映されるシエ・ペイルー監督の短編映画。とある養鶏場を舞台に1羽の雄鶏の姿を描いていく。

通俗的な価値観への違和をドラマチックに表現した『大いなる餓え』の主人公がふくよかなヒロインだったのに対して、こちらの短編作品の主人公は、なんと雄鶏。抑制の効いたカメラワークで映し出される養鶏場の風景、そしてそこにかぶさるのは穏やかなトーンのナレーション。序盤はニュース映像や教材ビデオを見ているのかと錯覚するほど地味だが、鶏の着ぐるみを着たフィン・ホアン演じる雄鶏が登場することで、一気にシュールな世界が立ち現れる。養鶏場の中で本物の鶏に囲まれる着ぐるみ姿のフィン・ホアン。彼の優男然としたたたずまいもあいまって、一層ユーモラスな物語として見ることができる。

『大いなる餓え』のヒロイン役で熱演を見せたツァイ・ジャーウェンが“特別出演”として劇中に登場するのでお見逃しなく。[鈴木大志]