ゾーイ・チェン(陳俊蓉) Zoë C.J.Chen
台湾/金馬奨プログラム・ディレクター
イギリス、エジンバラ大学でヨーロッパ映画の研究により修士号を取得。帰国後、国内配給会社スタッフ等の職を経て、2001年より台湾を代表する映画イベント・金馬奨映画祭に関わる。現在は、同映画祭のディレクターを務めている。またプロデューサーとしても活躍。長編プロデュース作に、ホウ・チージェン(侯季然)監督の“有一天”(10年、英題:One Day)があり、同作はベルリン国際映画祭への入選を果たした。
ツァン・ツイシャン(曾翠珊) Tsang Tsui-Shan
香港/監督
香港演芸学院でサウンドデザインを専攻し、その後2005年に香港城市大学のメディアデザイン・テクノロジープログラムにて修士号を取得した。“Lonely Planet”(04年)や“Où est la sortie?”(07年)などの短編で映画賞を受賞。08年、“Lover’s on the Road(戀人路上)”で長編デビューを飾る。これまでの監督作はイタリア、ドイツ、ポーランド、イギリスなど世界各国で上映され、フィクションを柱としながらも、事実を織り交ぜる作風で知られている。OAFF2012上映作『ビッグ・ブルー・レイク』で昨年の香港電影金像奨の最優秀新人監督賞を受賞。最新作は短編“Summer Rain(冷雨盛夏)”。
高橋陽一郎 Yoichiro Takahashi
日本/監督
1963年生まれ。東京都出身。テレビドラマ等の演出を経て、劇場用映画『水の中の八月』(97年)、『日曜日は終わらない』(99年)を監督。サンセバスチャン映画祭新人監督賞、テサロニキ映画祭グランプリ、シカゴ映画祭国際批評家連盟賞などを受賞。他の演出作品に、『ビタミンF』(02年 NHK)、『カラマーゾフの森』(02年 NHK)、『秘太刀馬の骨』(05年 NHK)、『少女には向かない職業』(06年 GYAO)など。