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3月6日(金)アジアン スター フェスティバル 2015

アジアの映画人が道頓堀のレッドカーペットに登場!

10回目の節目を迎えた今年の大阪アジアン映画祭(OAFF2015)。オープニングに先駆け、道頓堀とんぼりリバーウォークにて「アジアン スター フェスティバル 2015」開催されました。司会進行はFM802 DJの大抜卓人さん。

16:30より、リバーウォークに設置されたレッドカーペットに、映画祭の開会にあわせて来阪した上映作品の出演者、スタッフが、とんぼりリバークルーズのクルーズ船に乗って登場。道頓堀周辺は、リバーウォークに集まったファンのほか、偶然にも訪れていた方々も足を止め、あたりは大勢の人で埋め尽くされました。

まずフェスティバルの開催にあたり、主催者を代表して加納國雄大阪観光局局長が開会宣言を行い、続いて松井一郎大阪府知事による挨拶。松井知事は「今日は(広報担当)副知事のもずやんも来ています」と一緒に登壇した大阪府キャラクターのもずやんを紹介。「大坂夏の陣から400年の今年を盛りあげるために、この数年さまざまな試みをし、この2年での来阪客の増加につながった。OAFFも記念すべき10回目。映画と大阪、大阪の夜、大阪のくいだおれを楽しんでもらいたい」と、聴衆に訴えかけました。

その後、ゲストを乗せたクルーズ船がレッドカーペット前に到着し、リバーウォーク周辺に集まった観客から歓声が。クルーズ船に乗ったゲストもまた、大勢の観衆に手を振ったり、写真を撮ったりとリラックスしたムード。

OAFF主催者を代表して上倉庸敬大阪映像文化振興事業実行委員会委員長が、OAFF開会についての挨拶を行い、「アジアン スター フェスティバル 2015」のほか、今年から新設された賞「オーサカ Asia スター★アワード」を紹介。第10回を迎えたOAFFが新たな試みに挑戦することを紹介しました。

  • (左から)上倉庸敬 大阪映像文化振興事業実行委員会委員長、
    松井一郎 大阪府知事、ウェイ・ダーションさん、
    加納國雄 大阪観光局局長
  • 『KANO 1931海の向こうの甲子園』
    エグゼクティブ・プロデューサー
    ウェイ・ダーションさん

そして、ゲストの登壇に。まず登壇したのは、昨年のOAFFでオープニング作品として上映された『KANO 1931海の向こうの甲子園』のエグゼクティブ・プロデューサー、ウェイ・ダーションさん。この作品は、大阪と台湾の文化交流はもちろん、甲子園を舞台にしたことで関西の観光振興に大きく寄与したとして、ウェイ・ダーションさんに大阪府からの感謝状と記念品を贈呈する運びとなりました。加納大阪観光局局長より感謝状と記念品が手渡されたウェイ・ダーションさんより「この作品をきっかけに大阪にたくさんのお客さんが訪れたと聞いて大変うれしく思います。ぜひ台湾にも足を運んで下さいね」とスピーチがありました。

続いて、新設された「オーサカ Asia スター★アワード」の第一回受賞者に選ばれた張孝全(チャン・シャオチュアン)さんが登壇。彼はOAFF2013で上映された『GF*BF』のほか、今回上映される『コードネームは孫中山』にも出演し、OAFFはもちろん、アジア映画界でもっとも活躍を期待される俳優として選出されました。

その後、インドネシア映画『武士道スピリット』からリュウケン・ライッサ監督、プロデューサーのバーティアル・ラフマンさん、ヨーク・ザキアさんとともに、出演者で今年のコンペティション部門の国際審査委員を務める武田梨奈さん、俳優デビューとなる川畑要さん(Chemistry)、香港映画『点対点』からはアモス・ウィー(黃浩然)監督、アンガス・ダイ撮影監督が登壇されました。

  • (左二人目から)『武士道スピリット』川畑要さん、武田梨奈さん、ヨーク・ザキアさん、
    バーティアル・ラフマンさん、リュウケン・ライッサ監督

そして最後に登壇したのは、オープニング作品の日本映画『白河夜船』の若木信吾監督、主演の安藤サクラさん、井浦新さん。このとき、観客の盛り上がりは最高潮に。安藤さんはスピーチで「ここに今日来られたことを本当にうれしく思います。じつは、ここの裏すぐにあるドン・キホーテの前で、二十歳の瞬間を迎えたんですよ。思い出の場所です」と大阪で自身の主演作のワールドプレミアを行える喜びを語り、これには観客もゲスト勢からも笑いがこぼれました。

  • (左から)『白河夜船』若木信吾監督、安藤サクラさん、井浦新さん

多くのゲストがそれぞれに大阪、そしてOAFFへの思いを語り、クルーズ船へと戻り、道頓堀をあとにしました。