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  • 海外初上映

特集企画《Special Focus on Hong Kong 2020》

4×4

Four Times Four [四段四分鐘]

監督:アモス・ウィー(黃浩然)、ノラ・ラム(林子穎)

Director: Amos WHY, Nora LAM|2019年|香港|18分

上映日 時間 会場 ゲスト登壇(予定)
3/11水 21:10 シネ・リーブル梅田3    
3/13金 11:50 シネ・リーブル梅田4    

※プログラム《短編C》『雄鶏ものがたり』『伏魔殿』と併映

4×4
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出  演
ジェニファー・ユー(余香凝)
エリザベス・ン(伍嘉兒)
ジャッキー・トン(唐浩然)
ウォン・ヤッホウ(黃溢濠)
ウィル・オー(柯煒林)
作品解説

デートアプリで毎日のように違う男と寝る女(ジェニファー・ユー)。ういういしいデート初心者が段々と男の扱いに手慣れていくが、なぜか最後にはゲームとして楽しんでいたはずのデート相手に本気になってしまった自分を押さえられなくなるという女心の経過を、季節の移ろいにしたがって一つのストーリーとして繋げてみせたアイデアは絶妙。全ての登場人物に敢えて明確な名前を与えないことで、そこにいる男と女の通りすがりに過ぎない関係の希薄性をはっきりと浮かび上がらせている。

『点対点』(OAFF2015)で監督としては遅咲きのデビューを果たしたアモス・ウィー。細やかに計算された言葉遊びからの発想で物語を編んでいくスタイルとどこかノスタルジックで独特な画格をデビュー作で既に確立していたが、4つの季節それぞれを4分という短い尺で表現するという制限の中でも存分に発揮してみせる手腕は流石。相反して早咲きのノラ・ラムは、ドキュメンタリー“Lost in the Fumes(地厚天高)”で数々の評論家賞を獲得、本作では脚本家としての才能も開花している。[上川智子]

『姉妹関係』(OAFF2017)のジェニファー・ユーが見せる成熟と放埓。

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