- 日本初上映
特集企画《ニューアクション! サウスイースト》
カリフォルニア・ドリーミング
California Dreaming
監督:ミアハ・スレイリン
Director: MEAS Sreylin|2019年|カンボジア|16分
上映日 | 時間 | 会場 | ゲスト登壇(予定) |
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3/6金 | 18:45 | シネ・リーブル梅田3 | |
3/12木 | 16:10 | シネ・リーブル梅田3 |
※プログラム《短編B》『ビー、マイ・フレンド』『サンデイ』『RPG』と併映
- 出 演
- レット・サリタ
スー・モニサック - 作品解説
本作は、娘として期待される役割を果たすことに疲弊し、家族のしがらみから逃れたいと思う、現代に生きる女性の誰しもが経験するであろう複雑な気持ちを、カンボジアの海辺の町を背景に描いている。
閑静な保養地カエプに、都会の喧騒を離れてひとりやってきた女性サリタは、こっそりタバコを吸っているホテルの女性従業員サックと偶然言葉を交わす。サリタは結婚生活にも実母から頻繁に聞かされる愚痴にもストレスを感じており、サックは見合い結婚に失敗しているものの、結婚で人生を変えたいと思っている。二人は寡黙に束の間を共に過ごす。
挿入曲「陽が没する」は、国民的歌手シン・シーサモット(1935-76)の1974年のヒット曲で、別れてしまった恋人を想う男性の心情を歌っている。またタイトルにある「カリフォルニア」は、ポル・ポト政権(1975‐79)の崩壊後、多くのカンボジア人が難民となって移住した場所であり、現在も国内のカンボジア人にとって、豊かで自由な憧れの土地の代名詞となっている。[岡田知子]
★カンボジア・ニューウェイブの旗手デイヴィ・シューのプロデュース作品。編集は『昨夜、あなたが微笑んでいた』のニアン・カヴィッチ。
- 関連サイト
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