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  • 日本初上映

特集企画《Special Focus on Hong Kong 2021》

中国女子バレー

Leap [奪冠]

監督:ピーター・チャン(陳可辛)

Director: Peter Ho-sun CHAN|2020年|中国・香港|134分

上映日 時 間 会 場
3/10 水 12:20 ABCホール
3/14 日 13:40 ABCホール
中国女子バレー Leap [奪冠]
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出  演
コン・リー(鞏俐)
ホアン・ボー(黃渤)
ウー・ガン(吳剛)
パン・ユーチャン(彭昱暢)
バイ・ラン(白浪)
作品解説

文化大革命後、改革開放路線へと舵を切った1978年から始まり、日本で開催された1981年のワールドカップで中国女子バレー国家代表チームが優勝するまでの奮闘、その後の低迷を経て、2016年リオデジャネイロ・オリンピックの準々決勝で再浮上するまでの紆余曲折を描いた実話ベースの作品。

ラブストーリー、コメディ、アクションと幅広くこなしてきたピーター・チャン監督が遂に所謂「スポ根もの」に手を出した。新しい挑戦をしたかったのか商業的な意図だったのかは不明であるが、よく練られたカメラアングルで話の流れを上手く盛り上げる手法はいつもながらのピーター節。とはいえ、やはり出資者の意向か、大陸の観客好みの画の作り方に寄せ気味な感は否めない。

メディアからの「タイトルは『郎平伝』にすべきだったのではないか」との厳しいコメントに同意する。郎平は中国女子バレーボール史にとって不可欠の存在ではあるがフィーチャーしすぎの嫌いもあるし、コン・リーの看板女優度が高すぎる。ここにも商業的下心が臭う。

それにしてもバイ・ランは流石に郎平の実の娘だけあってどこか面影もある。現役の郎平をオンタイムで知る者としてはノスタルジックな気分になる作品であった。[ソフィ・ウエカワ]

香港電影評論學會大獎で最優秀監督賞(ピーター・チャン)、最優秀女優賞(コン・リー)に輝いた話題作。

監督:ピーター・チャン(陳可辛)

ピーター・チャン監督

Peter Ho-sun CHAN / 陳可辛