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  • 世界初上映

インディ・フォーラム部門

スイッチバック

Switchback

監督:岩田隼之介

Director: IWATA Shunnosuke|2022年|日本|97分

上映日 時 間 会 場
3/13 日 18:40 シネ・リーブル梅田3
3/16 水 11:40 シネ・リーブル梅田3
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出  演
バット・アルハム
内海紗花
向山チエミ
網岡諒真
廣瀬菜都美
作品解説

愛知県大府市に住む、様々な背景を持つ4人の子どもたち。両親が外国籍のアルハムとチエミ。日本人家庭に生まれたスズカと英一郎。彼らは地元の中学校に通い、勉強に部活、趣味に励んでいる。

ある日、ソーシャルブランディングプランナーの岸谷レイが、大府市のプロモーションを目的に東京からやって来る。興味を引かれた4人は、ワークショップに参加し、大府の魅力を探して動画に収めるよう指示を受ける。

グループワークとして指定された地域に撮影に行った彼らは、車椅子に乗りドローンを操る謎めいた男・三石と出会う。三石の話によると、大府にはかつて飛行場があり、たくさんの人が建設に狩り出されていたらしい。

その飛行場を皮切りに、今まで知らなかった大府が見え始め、冒険心が芽生える4人。しかし同時に、大人たちに操られていることにも薄々気がつき始める。

監督メッセージ

「世界がひっくりかえると安心しない?」と岸谷が語るように、自分をとりまく世界がひっくりかえることを密かに期待しているのが14歳かもしれない。なんとか繋がりを保とうと、もしくは世界をひっくりかえそうと、いつもの自分より背伸びをして馴染みない言葉を使ったり、同級生が知らないカルチャーに手を出したり、時には浅はかな理由で誰かを傷つけたりするのが14歳だ。14歳を思い出すと赤面してしまう。自分を保つ為に自分を変えようと必死でカッコワルイからである。なるべく否定したい、でもあの時の自分も、いまの自分もほんとなのである。それは逃れようのない事実だ。あった事がなかった事にされそうな日本で、あの時と自分は確かに繋がっていることを映画のなかにおさめようと不器用にジグザグ行ったり来たりしながら、この映画は完成しました。 楽しんでいただけたら幸いです。

監督:岩田隼之介

Director: IWATA Shunnosuke