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  • 日本初上映

クロージング

パパとムスメの7日間

Daddy Issues

監督・プロデューサー:落合賢

Director: OCHIAI Ken|2018年|ベトナム

パパとムスメの7日間
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原  作
五十嵐貴久
プロデューサー
チャーリー・グエン
出  演
タイ・ホア
ケイティ・グエン
ヴァン・トラン
キャシー・ウイエン
トラン・ヒー
作品解説

五十嵐貴久氏の人気小説「パパとムスメの7日間」をベトナムで映画化した本作は、昨年12月に現地で公開されるやいなや大ヒットを記録。原作は、日本では舘ひろし&新垣結衣主演で2007年にドラマ化、韓国では2017年にユン・ジェムンとチョン・ソミン主演で映画化され大阪アジアン映画祭で昨年上映された。

監督兼プロデューサーを務めるのは、『サイゴン・ボディガード』で日本人として初めて、ベトナム出資、オールベトナム人キャストのベトナム語映画でメガホンを取った落合賢監督(『太秦ライムライト』『NINJA THE MONSTER』)。ベトナム側のプロデューサーはコメディ映画のヒットメーカーであるチャーリー・グエン(OAFF2015『ホイにオマカセ』監督、『17歳の恋愛注意報!』製作・脚本)、脚本は『サイゴン・ボディガード』のマイケル・タイが手掛ける。父親役に、チャーリー・グエン作品にも多数出演する“ベトナムのコメディキング”タイ・ホア(『ホイにオマカセ』『サイゴン・ボディガード』主演)。娘役には、デビュー作『17歳の恋愛注意報!』が現地で大ヒットのケイティ・グエン。本作はこの2人が父娘入れ替わったキャラクターを演じる、涙と笑いに満ちたハートフルコメディ。奇想天外な設定の中に家族愛の大切さという普遍的なテーマがあることに魅力を感じたという落合監督。ベトナム版ならではの特色をどのように描いたのかにも注目!

監督メッセージ
原作の「パパとムスメの7日間」は、父と娘の体が入れ替わるというファンタジー要素を含んだコメディですが、作品のテーマは「家族の絆」です。映画でも、すれ違いの多い父と娘がどうやってお互いを理解出来るのかという部分を大切に描きました。親が子にこう育って欲しいと抱えるイメージと、子供が思い描く理想のイメージは違いによって摩擦が生まれてしまうのは、いつの時代もどこの国でも共感できることだと思います。また、現代のベトナムに合わせて、様々なアレンジも加えました。日本でも感じますが、成長しないまま親になった大人と、頼りない親をサポートするために親よりも大人っぽく育った子供が最近増えているようです。この映画でも親が携帯でゲームをしている中、子供が一所懸命に勉強や家事をしているという逆転した現代の親子関係をベトナム風のユーモアをたっぷり込めて描きました。