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  • 海外初上映

特集企画《Special Focus on Hong Kong 2019》

女は女である

A Woman Is a Woman [女人就是女人]

監督:メイジー・グーシー・シュン(孫明希)

Director: Maisy Goosy SUEN|2018年|香港|93分

女は女である
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出  演
アマンダ・リー(李蕙敏)
トモ・ケリー(黄家恒)
ブベー・マク(麥詠楠)
コイ・マク(麥芷誼)
サニー・タン(鄧汝超)
作品解説

女性になりたい気持ちをひた隠しにして高校生活を送っているリンフォン(トモ・ケリー)。学校が企画した「普段着での登校日」に女子用制服を身に着けて心打ち震える感覚に真の自分を確信し、自分らしく生きることを決意する。リンフォンのガールフレンドであるライケイ(ブベー・マク)の母ジーユー(アマンダ・リー)は20年前に性別適合手術を受けて女性になっていた。それを知った夫ジーホンは、事実を受け入れられずライケイと共に家を出る。

ライケイを軸に、性別適合手術を受ける前の学生と、手術を受け妻となり母となった大人という象徴的な二人を対比させたことで、トランスジェンダーが立場や年齢にかかわらず私たちの周囲に当たり前に存在する可能性を網羅している。

本作は新人監督メイシー・グーシー・シュンの長編デビュー作。LGBT系団体のサポートやクラウドファンディングなどで資金を集めて制作にこぎつけた。当初はクルーも全て女性のみで構成しようと考えていたという、題材のみならず制作的にも非常に挑戦的な作品である。