- 日本初上映
特集企画《台湾:電影ルネッサンス2020》
ギャングとオスカー、そして生ける屍
The Gangs, the Oscars, and the Walking Dead [江湖無難事]
監督:ガオ・ピンチュアン(高炳權)
Director: KAO Pin-chuan|2019年|台湾|105分
上映日 | 時間 | 会場 | ゲスト登壇(予定) |
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3/12木 | 14:15 | シネ・リーブル梅田4 | |
3/15日 | 10:30 | ABCホール |
- 出 演
- ロイ・チウ(邱澤)
ホアン・ディーヤン(黃迪揚)
ヤオ・イーティ(姚以緹)
ロン・シャオホア(龍劭華) - 作品解説
長年コンビを組んでいる監督の穩死とプロデューサーの豪洨は、新作ゾンビ映画『末日無難事』の制作準備中。ひょんなことから台湾マフィアのボス龍哥から出資を受けることになるものの、それには「日本での撮影」と、彼の愛人である「香耐鵝をヒロインにする」という条件があった。もちろんOKする穩死と豪洨だったのだが、クランクイン直前のパーティーで事件は起こる。不慮の事故で香耐鵝が死んでしまったのだ。このままでは映画の完成はもちろん、自分の命も危うい。追い詰められたふたりが下した“決断”とは…。
メジャーデビュー作『パンのココロ』(第25回東京国際映画祭上映)から7年、ガオ・ピンチュアン監督の最新作は、タランティーノ風B級テイストと、台湾南部のローカルムードがミックスされた極上のブラックコメディ。『先に愛した人』(OAFF2019)で演技派に転じたロイ・チウの怪演も素晴らしいが、注目すべきは穩死を演じたホアン・ディーヤンと、香耐鵝を演じたヤオ・イーティ。その絶妙なコメディセンスは業界内外から高評価を集め、ヤオ・イーティは金馬奨の助演女優賞にノミネートされた。[杉山亮一]
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