- 日本初上映
特集企画《台湾:電影ルネッサンス2022》|コンペティション部門
徘徊年代
Days Before the Millennium [徘徊年代]
監督:チャン・タンユエン(張騰元)
Director: CHANG Teng-yuan|2021年|台湾|148分
上映日 | 時 間 | 会 場 |
---|---|---|
3/13 日 | 13:40 ※完売 | シネ・リーブル梅田4 |
3/16 水 | 17:10 | ABCホール |
- 出 演
- アニー・グエン(阮安妮)
スティーブン・ジャン(江常輝)
グエン・トゥ・ハン(阮秋姮)
チェン・シューファン(陳淑芳) - 作品解説
結婚斡旋業者の仲介で、台湾の地方都市に嫁いできたベトナム人女性ヴァン・トゥエ。外国人妻に偏見のある義母に日々監視の目を向けられ、寡黙な夫とのコミュニケーションも不足気味のトゥエにとって、日々の息抜きは在台ベトナム人の友人との他愛ないおしゃべりであった。そんなある日、仕事のトラブルで情緒不安定となった夫に暴力を振るわれたトゥエは、家を脱出して女性保護シェルターに身を寄せることに。そこでの生活を経て、夫との離婚を決意したトゥエは、台湾での自立を目指すのだが…。
1990年代、台湾中南部では深刻な嫁不足を解消すべく、ベトナムやインドネシアから嫁いでくる外国人妻を積極的に受け入れていた。“新移民”と呼ばれた彼女たちは社会問題となり、映画の題材となることも多い。本作が長編デビューとなるチャン・タンユエン監督も、出世作となった短編『焉知水粉(原題)』(2010)で新移民をテーマとしている。物語前半の主役アニー・グエンは自身も新移民で、嘉義新麗美歌劇団に所属する舞台女優。後半の主役グエン・トゥ・ハンは人気YouTuber。義母役のチェン・シューファンは2020年の金馬奨を総なめにしたベテラン女優である。[杉山亮一]
監督:チャン・タンユエン(張騰元)
Director: CHANG Teng-yuan