《東南アジアの熱風と出来たて作品で大阪が沸騰!》
◆今年のプログラムの特徴は、東南アジアからの出品作の豊穣さ。『チョコレート・ファイター』がオープニングを務めるタイ映画は全3作で多角的に紹介するほか、フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシアからも選りすぐりの最新作が勢揃いします。昨年はカンヌ映画祭コンペ部門でも、韓国・中華圏映画の“静けさ”とは対照的に、シンガポール映画の史上初入選、フィリピン映画の数十年ぶり入選など東南アジアの“躍進”が話題を呼んだ年でした。約10年前の韓国さながらに熱く、革命的でさえある胎動が、今まさに東南アジア各国で始まったのです。今年の映画祭は、この胎動の優先的な紹介に、限られた枠の大半を使っています。
◆もう一つの特徴は、新テーマ「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」の実現。東京上映済み作品や配給会社提供作品が大半を占めた過去の回とは対照的に、今回の映画祭では大部分の作品がここ大阪を舞台に日本初披露されます。なかでもクロージング役を務め、現地中国では『レッドクリフ Part I』を超える大ヒットとなった『誠実なおつき合いができる方のみ』と日本映画『彼方からの手紙』は、映画祭としては大阪アジアン映画祭2009がいち早く世界にご紹介。大阪からアジアへ、そして世界へと羽ばたいていく日も近いことでしょう。
暉峻創三(プログラミング・ディレクター)
■オープニング上映
★日本初上映
★来日ゲスト:プラッチャヤー・ピンゲーオ監督
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