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  • 世界初上映

特別招待作品部門

どこでもない、ここしかない

No Where, Now Here

監督:リム・カーワイ(林家威)

Director: LIM Kah-wai|2018年|日本・スロベニア・マケドニア・マレーシア|90分

No Where, Now Here
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出  演
フェルディ・ルッビジ
ヌーダン・ルッビジ
ダン
アンニャ・キルミッスイ
アウグストゥス・クルースニック
作品解説

トルコ系マイノリティーのフェルディはリュブリャナでゲストハウスとアパートメントを経営している。彼はこの数年間、スロベニアの観光と不動産ブームに乗って大金を稼いだ。イスラム教徒でありながら彼はいつも自身が経営しているゲストハウスに宿泊した単身の女性や知り合いの彼女に手を出す。妻のヌーダンはフェルディの女癖の悪さに耐えきれず、ある日、家を出してしまう。徐々に妻の存在と大切さに気付くようになったフェルディはマケドニアの田舎へ彼女を取り戻しにいくことを決意する。ヌーダンは迎えに来たフェルディに無理難題を言う。果たしてフェルディがヌーダンが出した難題を無事にクリアし以前のような二人での生活を取り戻すことはできるのだろうか。

バルカン半島ではマイノリティーであるトルコ人夫婦が、今後どうなっていくのか…。大阪をベースにして活動しているマレーシア人映画監督が日本人のスタッフと東ヨーロッパへ渡り、現地の住民たちと一緒に即興で撮り上げた究極のインディペンデント映画。

音楽プロデューサーは、『湯を沸かすほどの熱い愛』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』など近年の日本映画の秀作を手がける渡邊崇。