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  • 日本初上映

特集企画《祝フィリピン・シネマ100年》|コンペティション部門

パキ

PAKI (Please, Care)

監督:ギアンカルロ・アブラハン

Director: Giancarlo ABRAHAN|2017年|フィリピン|100分

上映日 時間 会場 ゲスト登壇(予定)
3/11日 18:30 ※完売 シネ・リーブル梅田4    
3/16金 15:50 ABCホール

【開催レポート】

PAKI (Please, Care)
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出  演
デクスター・ドリア
ノエル・トリニダード
シャメイン・ブエンカミノ
ユーラ・バルデス
リッキー・ダバオ
作品解説

アレジャンドラは夫ウロと夫婦として51年間連れ添ってきた。しかし、彼女はウロの女癖の悪さにほとほと愛想が尽き、夫の元を去ることを決意する。そして、彼女は娘たちの家々に身を寄せるも、娘たちは娘たちでそれぞれに問題を抱えているため、アレジャンドラは居づらくなり、転々とさまようことに。そこへ、夫の愛人がガンで亡くなったという連絡が入る。さらに、娘のランディが心臓発作で病院に担ぎ込まれ…。

タイトルの『パキ』というタカログ語は、英語の「プリーズ」と「ケア」のふたつの意味を持つ。『パキ』は高齢者の夫婦における愛の終わりという重いテーマを扱いながら、喜劇仕立てで、しかも、画面は鮮やかな色にあふれている。哀愁と喜劇という一見対立する要素を結合した『パキ』は、同性愛者である娘や孫たちを交えた、フィリピンの一家族を通して愛の複雑さを浮かび上がらせる。『パキ』はフィリピンのシネマ・ワン・オリジナルズ映画祭2017で最優秀作品賞、最優秀脚本賞を受賞、ギアンカルロ・アブラハン監督も最優秀監督賞を受賞した。