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  • 日本初上映

特集企画《ニューアクション! サウスイースト》

苦しみ

Affliction [Pulang]

監督:テディ・スリアアトマジャ

Director: Teddy SOERIAATMADJA|2021年|インドネシア|90分

上映日 時 間 会 場
3/5 金 16:35 シネ・リーブル梅田4
3/11 木 15:45 ABCホール
苦しみ Affliction
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出  演
ライハアヌン
デア・パネンドラ
トゥティ・キラナ
イブヌ・ジャミル
アビユ・バラクバ
タスヤ・プトリ
作品解説

意欲作を発表し続ける気鋭のインドネシア人監督テディ・スリアアトマジャによる初のホラー作品。監督自ら脚本も手がけている。

児童福祉専門の心理学者ハッサン(イブヌ・ジャミル)と妻のニナ(ライハアヌン)は2人の子供たちを育てながらジャカルタで多忙な日々を送っていた。ある日、田舎に住むハッサンの母親の世話をしていたという女性がニナのもとを訪れる。年老いた義母の精神状態の悪化を知ったニナは、夫と子供たちと共に中部ジャワ山地の村にある夫の生家を訪れる。だがその家は謎の亡霊に憑りつかれており、義母(トゥティ・キラナ)は錯乱し意味不明の名を発しては自殺未遂を繰り返す。義母の秘密を知ろうとするニナも次第に事件に巻き込まれていく…。

ヒロインのニナは、過去に自分自身の母の死を防げなかったというトラウマを抱えており、死者のドッペルゲンガーを見る特殊能力を持つ。複雑な内面を表情や雰囲気によって演じる困難な役どころに女優のライハアヌンが挑む。テディ監督の妻でもある彼女は、『ラブリー・マン』(OAFF2012)で男娼の娘の役を好演したことでも知られる。

なおこの映画は、インドネシアでは『帰省(Pulang)』のタイトルでも知られており、そのジャンルもスリラーと評されることもある。[福岡まどか]