← Back
  • 日本初上映

特集企画《ニューアクション! サウスイースト》

エクスキューズミー、ミス、ミス、ミス

Excuse Me, Miss, Miss, Miss

監督:ソニー・カルヴェント

Director: Sonny CALVENTO|2019年|フィリピン|16分

上映日 時 間 会 場
3/9 火 16:10 シネ・リーブル梅田4
3/12 金 10:15 シネ・リーブル梅田4

※プログラム《短編B》『朝は遠いところで』『守望』『4人のあいだで』と併映

エクスキューズミー、ミス、ミス、ミス Excuse Me, Miss Miss Miss
  • LINEで送る
出  演
フィリス・グランデ
マイルス・カナピ
ボブ・ジュベイリ
作品解説

この短編は、非常にパンチの効いた、風刺コメディである。冒頭、ショッピングモールのミュージカルCM風パロディで幕開けする。主人公はショッピングモールの非正規販売員として働くバンジー。彼女は上司の女性から仕事中の失敗の数々を録画した動画を見せられながら、叱責され、解雇の一歩手前にいる。失業したくない彼女は上司に再度、頼み込もうと家を訪問するが、家の中を覗いた彼女は上司の衝撃的な秘密を知ることになる。

監督のソニー・カルヴェントは、動画拡散によるネットリンチの恐怖を描いた、2019年シネマラヤ最優秀作品賞受賞作“John Denver Trending” (2019/アルデン・ロッド・コンデズ監督)のプロデューサーで、この短編の脚本もコンデズ監督が執筆した。シェロン・ダヨック監督『海の道』(2010)、『嘆きの河の女たち』(2016)など、フィリピンの周縁に関する問題作で知られる、サザンランタン・スタジオの新作である。フィリピンの非正規労働者、特にショッピングモールの販売員が置かれている窮状をシリアスに描かず、あえて奇抜な設定のコメディ仕立てで撮られているため、シュールでありながらも、エグさも併せ持つ。第43回サンダンス映画祭短編部門にも選ばれた。[坂川直也]

関連サイト
facebook