- 世界初上映
特集企画《ニューアクション! サウスイースト》
こことよそ
Here and There [Dito at Doon]
監督:JPハバック
Director: JP HABAC|2021年|フィリピン|100分
上映日 | 時 間 | 会 場 |
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3/9 火 | 12:00 | シネ・リーブル梅田4 |
3/13 土 | 12:20 | シネ・リーブル梅田4 |

- 出 演
- ジャニーン・グッチェーレス
JC サントス
ヴィクター・アナスタシオ
イェッシュ・ブルセ
ロトロト・デ・レオン - 作品解説
コロナ禍で外出が規制され、四六時中、自宅で過ごす女子大生のレン。病院で働き詰める看護師の母との会話もままならないなか、友達とオンラインでつながる時間が唯一の気晴らしになっていた。ある日、“リモ飲み”で紹介されたイケメンにキュンとするが、その朝、レンのSNSの投稿に噛みついてきた男性だと分かり…。
“リモート・ラブ”にどっぷりはまるレンを好演するのは、『女と銃』(OAFF2020)でフィリピンのアカデミー賞ことFAMAS賞の最優秀主演女優賞を手にし、表現者の厚みを増すジャニーン・グッチェーレス。母親役のベテラン女優とは実の親子で、恋のお相手も『女と銃』で共演したJCサントスという、安定感のある布陣だ。
厳格なロックダウン中のマニラを舞台にしているため、レンの登場シーンのほとんどが家の中だが、オンラインとオフラインの描写をスクリーン上でうまく融合させ、若い男女の繊細な心模様をビビッドに演出できているのは本作の魅力だろう。多彩で秀逸なインディーズ作品を次々と製作・配給するTBAスタジオとJPハバック監督がタッグを組むのは、長編デビュー作“I'm Drunk, I Love You”(2017)に続いて2度目。今、最も旬な俳優、監督、映画会社の3拍子が揃った本作をお見逃しなく。