大阪アジアン・オンライン座
1.オンライン座上映作品
過去に大阪アジアン映画祭で上映された作品から、今こそ世界に知られるべき10作品をオンライン上映!
トルソ
監督:山崎裕
Torso|Director: YAMAZAKI Yutaka|2009年|日本|104分|長編|配給:トランスフォーマー
出演:渡辺真起子、安藤サクラ、井浦新(ARATA)、蒼井そら、石橋蓮司
©2009 “Torso” Film Partners
第5回大阪アジアン映画祭(OAFF2010)上映作品
顔も手も足もない男性型の人形=トルソをよりどころに生きる姉ヒロコと、人の温もりを求め彷徨うように生きる妹ミナ。深い悲しみと不安を抱えながらも"自分たちの人生"を諦めなかった姉妹の姿が胸を打つ、ひと夏の物語。
是枝裕和監督作品や多くのテレビドキュメンタリー、記録映画などのカメラマンとして知られる山崎裕が、69歳にして企画・製作・脚本・撮影も務めた劇映画監督デビュー作。カメラマン出身監督らしい繊細な映像で、トルソをよりどころにして生きるヒロコと奔放なミナの恋や家族との揺れる関係、心の移ろいを詩的に描く。日本映画界の中でもひときわ繊細な身体表現が光る渡辺真起子と安藤サクラが主人公姉妹を演じるほか、タイや香港などのアジア映画界でも活躍する蒼井そら、実力派俳優の井浦新(ARATA)、石橋蓮司、山口美也子が脇を固める。トリノ国際映画祭、香港国際映画祭、JAPAN CUTS(ニューヨーク)でも上映され、高い評価を受けている。
息ぎれの恋人たち
監督:清水俊平
Breathless Lovers|Director: SHIMIZU Shumpei|2017年|日本|20分|短編
出演:吉村界人、占部房子、黒田大輔、篠原篤
©2017東京藝術大学大学院映像研究科
第12回大阪アジアン映画祭(OAFF2017)インディ・フォーラム部門上映作品
オリンピックに向けた再開発が進む東京で、俊之はバイク事故を起こす。同乗していた恋人・竜也は死に、運転していた自分だけが生き残ってしまう。それ以来、俊之は乗り物に乗ることをやめ、どこへ行くにも走るようになった。ボクサーだった竜也の影を追いかけるようにボクシングも始めた。そんな中、竜也の母親・智恵子が息子の命日のため広島から東京を訪れる。破壊と再生が繰り返される都市に生きる、残された恋人たちの物語。 北野武監督作品のカメラマンとして活躍する柳島克己が撮影を務めている。
3泊4日、5時の鐘
監督:三澤拓哉
Chigasaki Story|Director: MISAWA Takuya|2014年|日本・タイ|89分|長編|配給:和エンタテインメント
出演:小篠恵奈、杉野希妃、堀夏子、中崎敏、福島珠理
第10回大阪アジアン映画祭(OAFF2015)コンペティション部門上映作品
小津安二郎が脚本執筆の定宿として利用したことでも知られる老舗旅館を舞台に、7人の男女の恋愛模様を描く。かつての同僚の結婚パーティのために、茅ヶ崎の老舗旅館にやってきた花梨と真紀。旅館の大学生をもてあそぶ奔放な性格の花梨に、生真面目な性格の真紀は苛立ちを募らせていく。そんな真紀も、大学時代に好意を抱いていた教授との偶然の再会を果たし、それぞれの思いは絡み合う。
『ある殺人、落葉のころに』でOAFF2020《JAPAN CUTS Award》を受賞した三澤拓哉の初長編作。役者、監督等としても国内外で活躍する杉野希妃がエグゼクティブプロデューサーを務めている。
行旅死亡人
監督:井土紀州
The Faceless Dead|Director: IZUCHI Kishu|2009年|日本|112分|長編
出演:長宗我部陽子、藤堂海、阿久沢麗加、本村聡、田中がん
第4回大阪アジアン映画祭(OAFF2009)アジアン・ミーティング大阪上映作品
もしも自分の知らないところで、自分になりすまして生活している人間がいたら?
滝川ミサキは、ノンフィクション作家を目指し地道に執筆を続ける24歳。ある日の朝、彼女のもとに一本の電話がかかってくる。「滝川ミサキさんが急病で倒れ、搬送されました」 「私が滝川ミサキですが…」 訳が分からず言葉に詰まるミサキ。
やがて、自分になりすましていた女がいたことを知り、ミサキは入院先の病院を訪れる。昏睡状態のまま眠っている女の顔を恐る恐る覗くと意外な人物だった。彼女の本当の名前と、なぜ他人になりすまさなければならなかったのか、ミサキは真相を突き止めようと決意する。
浜辺のゲーム
監督:夏都愛未
Jeux de Plage|Director: NATSUTO Aimi|2019年|日本・タイ・マレーシア・韓国|77分|長編|配給:和エンタテインメント
出演:堀春菜、福島珠理、カトウシンスケ、ドンサロン、大塚菜々穂
第14回大阪アジアン映画祭(OAFF2019)コンペティション部門上映作品
春のある日。大学生のさやかは、秘かに思いを寄せる友人の唯と湘南へ遊びに来たが、到着すると唯の親友・桃子が待っていて、海辺の別荘に泊まることになる。2人のペースについていけないさやかは唯への軽蔑と怒りを募らせる。その頃、同じ別荘には、パーティーで演奏するためにやって来た秋宏が現れる。一方、韓国人留学生のミンジュンは、留学の下調べに来た後輩のヨナを言葉巧みに別荘へ連れ込むが…。女の友情や、男に対する憧れや軽蔑、怒り。弾丸女子旅に来た彼女たちの前に1人の男が登場したことにより、それぞれの秘めた思いが毒づいていく。
メカニカル・テレパシー
監督:五十嵐皓子
Mechanical Telepathy|Director: IGARASHI Akiko|2018年|日本|78分|長編|配給:アルミード
出演:吉田龍一、白河奈々未、申芳夫、伊吹葵
©Akiko Igarashi
第12回大阪アジアン映画祭(OAFF2017)インディ・フォーラム部門上映作品
心を可視化したいくらいあなたのことを知りたい――。
ある大学の研究室で、「心を可視化する機械」の開発が行われていたが、実験中の事故で開発者の三島草一が意識不明のまま目覚めなくなる。共同研究者で草一の妻の碧(みどり)は開発を続け、草一の心の可視化を試みていた。機械の調査という名目で研究室に送り込まれた真崎トオルはある日、可視化された草一を目の当たりにする。
「もしも心を可視化できたら?」という着想から始まり、SF的要素と恋愛感情を掛け合わせ、観客の認識を静かに揺らしていく。CO2第13回助成作品。OAFF2017では『可視化する心たち』のタイトルで上映、のちに『メカニカル・テレパシー』として公開された。
適切な距離
監督:大江崇允
Nice to Meet You|Director: OE Takamasa|2011年|日本|92分|長編
出演:内村遥、辰寿広美、時光陸、佐々木麻由子
第6回大阪アジアン映画祭(OAFF2011)アジアン・ミーティング大阪上映作品
濱口竜介監督との共同脚本『ドライブ・マイ・カー』で第74回カンヌ国際映画祭で日本映画として初めて脚本賞を受賞し、注目を集める大江崇允が監督を手掛けた長編第2作。第7回CO2グランプリ獲得。
母親と2人暮らしの大学生・雄司は、ふとしたきっかけで日記をつけはじめる。ある日、母が密かにつけていた日記を発見する。そこには死産した弟との理想の生活がつづられていた。コミュニケーションがとれなくなった親子が“嘘の日記”を使ってコミュニケーションをとる姿を通して、嘘の中に埋もれている現実世界で生きる上での真理を巧みに描き出していく。
れいこいるか
監督:いまおかしんじ
Reiko and the Dolphin|Director: IMAOKA Shinji|2019年|日本|100分|長編|配給:国映
出演:武田暁、河屋秀俊、豊田博臣、美村多栄、佐藤宏
©国映株式会社
第15回大阪アジアン映画祭(OAFF2020)インディ・フォーラム部門上映作品
1995年、神戸の下町。母の立ち飲み屋を手伝う伊智子と作家志望の太助の夫婦は、阪神大震災により、一人娘のれいこを亡くす。それは伊智子がある男と浮気の最中の出来事だった。
伊智子と太助は、離婚し、それぞれの生活を始める。伊智子は新しい男たちと結婚と離婚を繰り返す。太助は、伊智子のことが気になりながらも同じ町に暮らしていたが、ある年、仲の良い少年の父親の家庭内暴力を止めに入り、誤ってその父親を死なせてしまい、服役。
れいこの死から23年が経ち、久しぶりに再会した伊智子と太助は、れいことの思い出の水族園へ行き、イルカショーを見るのだった…。
ひかりのおと
監督:山崎樹一郎
The Sound of Light|Director: YAMASAKI Juichiro|2011年|日本|89分|長編|配給:陽光プロジェクト
出演:藤久善友、森衣里、真砂豪
第7回大阪アジアン映画祭(OAFF2012)特別招待作品部門上映作品
岡山県北、山深きところ。代々酪農を営む狩谷家の長男・雄介は音楽を志し東京で暮らしていたが、父の怪我をきっかけに故郷へと戻る。しかし消えぬ音楽への思いや酪農の現状、恋人との行き違いから、酪農家として生きていくのか未だ迷いを抱えていた。
新年を前に、狩谷家の慣わしである初日の出を見に出かける準備をする。妹も帰省し、いつもと変らぬ年明けを迎えようとしていたある日、叔父・義行の牛舎で火災がおこる。雄介の中で何かが静かに変わり始める。
岡山県真庭市で農業をつづける山崎樹一郎が酪農家青年の葛藤と未来へのささやかな希望を「土地からの視点」で描いた長編作品。
種をまく人
監督:竹内洋介
The Sower|Director: TAKEUCHI Yosuke|2016年|日本|117分|長編
出演:岸建太朗、竹中涼乃、足立智充、中島亜梨沙
©Yosuke Takeuchi
第13回大阪アジアン映画祭(OAFF2018)インディ・フォーラム部門上映作品
オランダの画家・ゴッホの苦難に満ちた人生から物語の着想を得た物語。監督は本作が初長編となる竹内洋介。第57回テッサロニキ国際映画祭にて、最優秀監督賞と最優秀主演女優賞を受賞した。
3年ぶりの叔父・光雄との再会を喜ぶ少女・知恵。光雄は初めて対面するダウン症の一希や弟・裕太一家との幸福な時間に癒される。明くる日、知恵は光雄と遊園地に行きたいと嘆願する。裕太と妻・葉子は快く受け入れ、娘たちを光雄に預けるのだが遊園地で悲劇が起こってしまう。光雄がトイレから戻ると地面に一希が倒れている。いきさつを聞く葉子に、知恵は嘘をついてしまう……。
2.上映スケジュール
Theater ONEオープニング作品『トルソ』 | 3/3(木)10:00 〜 3/21(月)23:59 |
Theater ONE その他の作品 | 3/3(木)12:00 〜 3/21(月)23:59 |
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- Theater ONE PASS(全作品視聴可能パス)にも上記の視聴期限が適用されます。ご購入後、10日間以内に全10作品について再生を開始する必要があります。
3.視聴方法
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推奨OS | 推奨ブラウザ |
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