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  • 世界初上映

インディ・フォーラム部門

過去負う者

The Burden of the Past

監督:舩橋淳

Director: FUNAHASHI Atsushi|2023年|日本|125分|言語:日本語|字幕:英語

上映日 時 間 会 場 ゲスト登壇(予定)
3/12日 18:50 シネ・リーブル梅田4
3/16木 12:00 シネ・リーブル梅田4  
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出  演
辻井拓
久保寺淳
紀那きりこ
みやたに
田口善央
作品解説

坂本龍一が音楽を手掛け、福島原発事故を描いた『フタバから遠く離れて』(2012)がベルリンで初披露後世界40カ国以上で公開。日韓合作のメロドラマ『桜並木の満開の下に』(OAFF2013)はベルリン国際映画祭へ5作連続招待の快挙を果たすなど、ドキュメンタリーから劇映画まで境なく挑み続ける舩橋淳監督による、実在する受刑者向け就職情報誌の活動にヒントを得て作られたドキュ・フィクション。

ひき逃げによる殺人罪で10年服役して出所した田中は、中華料理屋で職を得たもののトラブル続きだった。彼に職を紹介した就職情報誌「CHANGE」の藤村は、社会の差別と不寛容に苦しむ前科者を目の当たりにし、アメリカの演劇による心理療法・ドラマセラピーを始める。元受刑者5人と稽古を重ね、舞台『ツミビト』を公演するまでに至るのだが、初日の観客の反応は全くの予想外だった…。

現在、再犯者率はEU諸国で平均25−30%、日本では50%に達している。この国の自己責任社会は「やり直しのできない社会」を生んでいる。実在のセクハラ事件に基づいた前作『ある職場』(2022)のキャスト・スタッフ陣とともに、舩橋淳は新たな社会問題を活写。人はどこまで過去を背負い続けなければいけないのか。

舩橋淳監督
出演の辻井拓さん、久保寺淳さん、田口善央さん、峰あんりさん、紀那きりこさん