- 海外初上映
特集企画《ニューアクション! アジア》
ビリーとエマ
Billie & Emma
監督:サマンサ・リー
Director: Samantha LEE|2018年|フィリピン|107分
上映日 | 時間 | 会場 | ゲスト登壇(予定) |
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3/11月 | 18:55 | シネ・リーブル梅田4 | |
3/14木 | 18:05 | シネ・リーブル梅田4 | ◎ |
【開催レポート】

- 出 演
- ギャビー・パディラ
ザール・ドナト
ビューティ・ゴンザレス
シエロ・アキノ
レイル・パオロ・サンティアゴ - 作品解説
1990年代半ば、フィリピンの田舎町。マニラから転校してきた問題児のイサベル(愛称ビリー)は、厳格な女子校になじめずにいた。優等生のエマはそんなビリーを遠巻きに見ていたが、学校の課題でペアを組んだことをきっかけに2人の距離が近づく。やがて2人は恋に落ちていくが、エマが妊娠していることが発覚して…。
前作『たぶん明日』(OAFF2017)がOutfest(ロサンゼルスで開催される世界最大級のLGBTQ映画祭)で「新しい才能」賞を受賞し、クィア映画界の新星として注目されたサマンサ・リー監督。本作でも若い女性同士の恋愛を描き、ティーンの妊娠、キリスト教と同性愛、経済格差といったテーマを取り入れながらも、みずみずしい青春映画に仕上げている。
ちなみに、ビリーの愛読書「Rubyfruit Jungle」(リタ・メイ・ブラウン著/1973年出版)は、レズビアンの少女が貧困や母との確執を乗り越えて成長していく青春小説。「(その本を読むと)独りじゃないと思える」とビリーは言うが、リー監督が映画を作る目的もまさにそこにあり、「若い頃の自分のようなLGBTQの子たちに、映画を通して仲間がいることを伝えたい」と語っている。