ホーム > 開催レポート
大阪アジアン映画祭2011最新情報
2011.03.18
プラネット・スタジオ・プラス・ワン
プラネット・スタジオ・プラス・ワンにて開催されていました《アジアン・ミー ティング2011》も終了。
多くのゲストと熱いトークが繰り広げられました!
(写真左:『ルーティーンホリデー 黄金周』リー・ホンチー監督、写真右:『マジック&ロス』リム・カーワイ監督も参加)

(写真左:『父、吠える』イ・サンウ監督、写真右:『父、吠える』出演者も参加)

『ビー、心配しないで!』ファン・ダン・ジー監督)

(写真の左:第7回CO2シネアスト大阪市長賞・CO2男優賞 受賞作品『適切な距離』大江崇允監督)
2011.03.13
シABCホール
【第1回コンペティション部門】グランプリ決定!
《クロージング・セレモニー》3月13日(日)18:30〜ABCホールにて熱気に溢れる会場内。来日ゲストらがそろい、クロージング・セレモニーが始まりました。 今年から始まったコンペティション部門グランプリ他、各賞が発表。

▼グランプリ(最優秀作品賞)/『恋人のディスクール』
デレク・ツァン監督「おおさかぁーーーっ!想像していなかったので、本当に嬉しいです。」(写真右)
ジミー・ワン監督「本当に嬉しいです。デレクと一緒にグランプリがとれ、嬉しく思っています。大阪一番!」(写真左)


▼来るべき才能賞/バンジョン・ピサンタナクーン氏(『アンニョン!君の名は』監督)
バンジョン・ピサンタナクーン監督「I LOVE 大阪!2つも賞をいただき、更に夢のようです。ありがとうございます。」

▼ABC賞/『アンニョン!君の名は』
バンジョン・ピサンタナクーン監督「賞までいただけ嬉しい限りです。ありがとうございました。」(写真左)
チャンタウィット・タナセーウィー氏(脚本・主演)「大阪で上映できたことが嬉しいのに賞までありがとうございます。」(写真右)


▼観客賞/『一万年愛してる』
北村豊晴監督「あまり喜ぶとなんですが、少しこの場は喜ばせてください。 遠くからも映画を観に来てくれたお客様に感謝しています。」(写真左)
ペギー・チャオプロデューサー「昨年に引き続き嬉しい賞をいただきありがとうございます。」(写真右)


舞台上で互いの受賞をたたえ合う受賞者の皆さん。

アジア各国から、この大阪に来てくださったゲストの皆さん。ありがとうございました。
これからのご活躍、そしてまたお目にかかれること、楽しみにしております!


続いてクロージング作品『カイト』の上映前に、セレモニーがありました。一足先に作品を観ているサニー・フランシスさんが登場。軽快なトークのもと、会場を一気にくぎ付け。

その後、『スラムドッグ・ミリオネア』の原作者でもある、ヴィカース・スワループ駐大阪インド総領事がご登壇されました。

大地震の発生した今回の映画祭。海外からのゲストは、本国の仲間たちにとても気にされていたと聞きます。今回は、この東日本大震災の義援金を会場で募りました。
2011.03.12
シネ・ヌーヴォ
シネ・ヌーヴォでの『雨夜 香港コンフィデンシャル』には、予定されていなかった主演の桃井かおりさんが登場! 観客へはビッグサプライズになりました!

『恋人のディスクール』の両監督。撮影前に、ふたりで議論を重ねきった上で撮影に入ったとのこと。それまでのぶつかり合いのお陰で、撮影中は同じイメージで進められた、と。改めて映画づくりの時間のかけ方に脱帽したお話でした。
2011.03.12
シABCホール
本日も4作品の上映があり、どの作品にもゲストが登場することに。
Q&Aでは、映画製作の裏話、その各国の映画事情など、面白く、貴重な話を聞くことができました。
《アジアの映画人と行く中之島クルーズ》今年は、完売御礼となりました。
あいにくの空模様でしたが、満員のお客様と映画人たち。1時間強の船の旅。 思わぬ大阪観光になった映画人にとっても、楽しいひと時だったようです。(写真右は、プレゼントが当たった参加者の方です)
2011.03.11
シネ・ヌーヴォ
《アジアン・ミーティング大阪2011》『父、吠える』のイ・サンウ監督と出演者の皆さんが、舞台挨拶に登場されました。
2011.03.11
シABCホール
この日もまたまた、来場ゲストが続きます。
即日完売となった『一万年愛してる』では、上映・Q&A後のサイン会に、長蛇の列。寒空のもと、お客様には長い時間、列を作っていただくことになってしまいました。
『リベラシオン』では、主演のジャッキー・ウー氏が来場。
『雨夜 香港コンフィデシャル』では、主演の桃井かおりさんが登場。

各作品では上映後に監督・出演者らによるQ&Aを実施しています。ここで、『雨夜 香港コンフィデンシャル』でのマリス・マルティンソンス監督、主演の桃井かおりさん、アンドリュス・マモントバスさんが登壇した時の様子をご紹介。
同日夕刻に大阪でも地震が発生、桃井さんからは「地震の中留まってくださいましてありがとうございます」と会場に集まってくださった皆様へ感謝の気持ちを述べ、また監督は、「(この様な状況下での)大勢の方の来場、また日本で初上映できたこと、さらには桃井さんが映画に参加してくれたことを嬉しく思う」と喜びの表情を浮かべました。
香港を舞台とし西洋と東洋文化が入り交じった設定の中で桃井が演じたのは、中国人の夫とふたりで暮らす日本人女性役。やはり“ことば”は大きな悩みになったという。「(夫役の)アンドリュスとは上海語で話せるという役柄だったの。でもね、できないから監督に『しゃべれない』と伝えたら『You can do that(君ならできる)』と返されたのよ(苦笑)!もう、はきながら覚えたわ」
「監督の映画は、物語の温度や肌触りで観る作品。最初は少し複雑で訳がわからないと感じたけど、監督が切実に表現したいことは強く伝わってきたの。だから“ことば”の障害を考えずに飛び込んじゃった」と表現者として突き動かされるものがあったからこそ参加したと熱い想いを吐露。作品の魅力を強くアピールするとともに、監督のセンスを賞賛していました。桃井さんはマルティンソンス監督の次回作『Tempura』でも主演を務めるとのこと。
こんな秘話も飛び出す《大阪アジアン映画祭2011》。映画祭ならではの醍醐味です。

そして《ウエルカム・セレモニー》では、来日中の28名のゲストが一斉に舞台へ登場。圧巻のアジア映画人大集合!となりました。
2011.03.10
シABCホール
この日も、来場ゲストが続々。
コンペティション部門・審査委員もされるキム・デウ監督の『The Servant 春香秘伝』
(写真左:プログラミング・ディレクター暉峻創三氏、写真中:キム・デウ監督)

5時間程度の大阪初上陸となった、パン・ホーチョン監督の『ドリーム・ホーム』など、貴重な時間となりました。
(写真左:パン・ホーチョン監督、写真中:脚本デレク・ツァン氏、写真右:脚本ジミー・ワン氏)
2011.03.09
シABCホール
今日からABCホールにてスタートした《大阪アジアン映画祭2011》。 追加上映となった『一万年愛してる』にも、多くのお客様が来場。 ハッピーで楽しいエンターテインメント作品を多いに楽しんでいただけました。

夕方からの記者会見には、『ハウスメイド』のイム・サンス監督をはじめ、初のコンペティション部門の審査委員を務める行定勲氏(日本/映画監督)、キム・デウ氏(韓国/映画監督)、ミルクマン斉藤氏(映画評論家)が登壇し、新しい歴史を刻む《大阪アジアン映画祭2011》への抱負を語ってくださいました。

イム・サンス監督:「みなさまはじめまして。今日大阪に到着しました。 大阪には2回来ていますが、毎回短い滞在なのが残念です。今回はオープニング作品に選んでくださってありがとうございます。いつもは私の映画は小さく公開 されているんですが、いつかは大きく上映されることを願っています。」

行定勲監督:「数年前に大阪アジアン映画祭にちょっとだけ参加してもらったときに比べると、コンペ部門ができたりと映画祭が進化しているところに第一回目で審査員に選ばれることに非常に感謝しています。3人での選考は難しいですが、この3人でアジアの独自性を評価することは楽しみです。キム・デウ監督と少し話をしましたが、映画に真剣に向かい合っているお話を伺い、背筋がのばされたような気分です。楽しみにして下さい。」

キム・デウ監督:「はじめまして。小さいときから今まで日本の文化に学んできました。大阪は好きなので何度もきています。今後も日本の文化をもっと学び、もっと映画を勉強したいです。ありがとうございました。」

ミルクマン斉藤氏:「大阪に住んで日本のいろんな映画祭を見るうちに、大阪で新作を集めた映画祭があまりなかったということがとても寂しかったです。いよいよコンペ部門ができるときに携わらせていただき、非常に感激しています。芸術性が高いだけでなく、エンタテイメント性に富んだ作品を持ってきていて、素晴らしいです。緊張感を持って、ワクワクしながら臨みます。ご期待ください。」

挨拶後の『ハウスメイド』のイム・サンス監督Q&Aでは、チョン・ドヨンさんを起用した理由について、「自殺にはじまり自殺に終わる暗いストーリーをみせるには、ビッグスターの起用が必要だった。」と語り、「本能的なチョン・ドヨンさんと撮影することで映画を撮る面白さを120%感じることができた。」と“神が乗り移った巫女のような俳優”と絶賛されていました。 オリジナル版『下女』との違いについては、『下女』が戦争が終わってミドルクラスが作られた時代の話で、下女と関係をもった主人は罪の意識にさいなまれていたのに対し、今回はミドルクラスがなくなり、スーパースーパーリッチが生まれた現代の韓国で、主人は自分のハウスメイドを妊娠させ、全く罪の意識のない男が描かれているのだとか。韓国でも海外でも必ずインタビューでオリジナルの『下女』の話をしなければならないと苦笑いしながらも、「社会の階級の中の下にいる女性を描きました。より政治的な、経済的なことを描いたんだと思います。」 と記者会見を締めくくったイム・サンス監督。
続く、本映画祭《オープニング・セレモニー》では満席のお客様を前に登場。女性を主人公にその心情を描くことの多い監督の演出について質問されると「それは、女性が好きだから」と述べ、会場も笑いに包まれました。

いよいよメイン会場での上映が始まった《大阪アジアン映画祭2011》。週末に向け、来場ゲストも作品も、この大阪に集結です。今からでも遅くないです!是非、会場へお立ち寄りください。
2011.03.07
シネ・ヌーヴォ
20:30からの遅くの上映始まりにも関わらず『臍帯』にも多くのお客様にご来場いただきました。 上映後のQ&Aでは、橋本直樹監督、主演の於保佐代子さん、柳生みゆさんも登場。 衝撃の展開の本作。主演のお二人も、撮影中に距離をおき劇中の役そのままの立ち位置で挑んだとのこと。 実際お目にかかると柔らかい空気感漂う彼女たちからは、全く想像もつかないあの鬼気迫る演技。 あれはまさに演技の域をこえていたのでしょう。そこまで彼女たちを追い込んだ橋本監督にとって、本作が長編劇映画1作目。 これまた衝撃です。
2011.03.06
おおさかシネマフェスティバル
【ベストテン発表&表彰式】レポート

年々ゴージャスに盛り上がる《おおさかシネマフェスティバル2011》は3月6日、大阪・谷町四丁目の大阪歴史博物館で行われ、今年は主演男優賞・堤真一(孤高のメス)、主演女優賞・吹石一恵(ゲゲゲの女房)、助演男優賞・桐谷健太(オカンの嫁入り)、助演女優賞・谷村美月(おにいちゃんのハナビほか)ら豪華メンバーが顔をそろえ、前売券発売初日(2月5日)午前中に完売、追加発売も即 完売の人気で、場内はぎっしり満員の盛況となりました。
スタッフ関係も監督賞・三池崇史(十三人の刺客)、脚本賞・呉美保(オカンの嫁入り)、撮影賞・辻智彦(キャタピラー)、音楽賞・川井郁子(トロッコ)と全員が顔をそろえたほか、自主制作映画対象の「インディペンデント映画賞」の真利子哲也監督もこの日、東京から駆けつけました。また、特別賞にも「5万回斬られた男」福本清三が選ばれるなど、質量ともに最強の充実メンバーとなり ました。各受賞者の皆さんは、映画撮影の裏話、大阪とのゆかりの話など、ここでしか聞くことのできない秘話満載のコメントが飛び出しました。
ここ数年、授賞式を盛り上げている名物司会者・浜村淳氏が今年も絶口調で会場は爆笑の渦に。“おおさか”らしい空気満載の表彰式となりました。今から、来年が楽しみです。
2011.03.06
シネ・ヌーヴォ
前日に引き続き、《韓国映画傑作選》『下女』の上映からスタートしたこの日。 続く、チョン・モンホン監督最新作『4枚目の似顔絵』は満員の大盛況。 監督の人気を物語る上映となりました。
またこの日は、世界が注目している日本人監督の作品が2タイトルが上映されました。『ふゆの獣』では、内田伸輝監督と出演の高木公介さんが来場。『東京人間喜劇』では、深田晃司監督と内田伸輝監督(『ふゆの獣』)、そして予定していた柴田監督体調不良につき、急きょ真利子哲也監督(《おおさかシネマフェスティバル2011》インディペンデント映画賞受賞『イエローキッド』) と、大江監督(第7回CO2シネアスト大阪市長賞・CO2男優賞受賞作品『適切な距離』)の登壇。時間延長の盛り上がりをみせました。
2011.03.05
シネ・ヌーヴォ
《大阪アジアン映画祭2011》がスタートしたこの日。 会場の一つである九条のシネ・ヌーヴォでは、《特集企画》が計6タイトル上映されました。この会場で最初のゲスト来場があった『歓待』では、深田晃司監督、杉野希妃さん(プロデューサー・出演)、オノエリカさん(出演)が上映後のQ&Aにも登場。場内はあたたかい空気に包まれました。