- 海外初上映
特集企画《台湾:電影クラシックス、そして現在》|大阪アジアン・オンライン座 《Theater OAFF2021》
関公VSエイリアン(デジタル・リマスター版)
Gwan Gung Vs. Aliens <Digitally Remastered> [關公大戰外星人[旧題:戰神]]
監督:チェン・ホンミン(陳洪民)
Director: CHEN Hung-min|1976年|台湾|88分
オンライン座 上映スケジュール |
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3/14(日)21:00 ~ 3/16(火)21:00 |
![関公VSエイリアン(デジタル・リマスター版) Gwan Gung Vs. Aliens <Digitally Remastered> [關公大戰外星人]](../../img/films/t07_2.jpg)
- 出 演
- グー・ミンルン(谷名倫)
チェン・ヨウシン(陳又新)
タン・チン(唐沁)
ツェー・リンリン(謝玲玲) - リマスター版製作
- パン・ホーチョン(彭浩翔)
- 作品解説
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完璧な関羽像を彫り上げることに人生を捧げてきた彫刻家のチャオ。「今彫っている関羽像が完成する時、そこには人智を超えた霊力が宿る」とチャオは言うが、科学者である息子のチャオチュンはそんな父を全く理解できない。しかしある日突然、天変地異が次々に香港の街を襲い、UFOに乗って宇宙人が襲来する。逃げ惑う人々、破壊される街並み。チャオチュンら科学者たちが開発した武器も、遥かに強大な力を持つ宇宙人を前に全く歯が立たない。大混乱の中、人々を救ってくれるよう関羽像に祈るチャオ。すると関羽像が不思議な霊力を発揮して…。
中華圏の映画界や映画ファンの間で「伝説のカルトSF映画」として長らく語り継がれてきた『戰神』(台湾/1976)。その版権を2010年に香港の奇才パン・ホーチョン監督が購入し、デジタル修復した。当時のネガフィルムやプリントがほぼ消失しており、修復作業は難航したが、2020年の台湾金馬影展にて『關公大戰外星人』として完成版が上映された。なお、特撮監督を「ウルトラマン」シリーズを手がけた円谷プロの高野宏一氏が務めている点にも注目したい。巨大関羽が青龍偃月刀を振り回して地球を救うシュールな痛快さがたまらない、カルト映画好き必見の作品。[齋藤真由美]