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  • 日本初上映

特集企画《台湾:電影クラシックス、そして現在》|大阪アジアン・オンライン座 《Theater OAFF2021》

チマキ売り(デジタル・リマスター版)

The Rice Dumpling Vendors <Digitally Remastered> [燒肉粽]

監督:シン・チー(辛奇)

Director: CHSIN Chi|1969年|台湾|83分

オンライン座 上映スケジュール
3/14(日)21:00 ~ 3/16(火)21:00
チマキ売り(デジタル・リマスター版) The Rice Dumpling Vendors <Digitally Remastered> [關公大戰外星人]
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出  演
ヤン・ミン(陽明)
ジン・メイ(金玫)
ジン・トゥー(金塗)
ダイ・ペイシャン(戴佩珊)
スー・ジュー(素珠)
作品解説

台北で裕福な暮らしをしていたチービンは、策略にはまって転落の道を歩むことに。妻と別れ、豪邸を手放すも、3人の子供を育てるために孤軍奮闘するチービンだったが、不幸は連鎖する。仕事中に腕を負傷し、入院することになった父を助けるべく、長女シウグァンは深夜の“チマキ売り”を、長男ホンブンは靴磨きをして、幼い妹シウツーのミルク代を稼ごうとするのだが…。

台湾のフィルムアーカイブ國家電影中心によって、2017年に2Kデジタル・リマスターされた本作。オリジナルは1969年に公開された台湾語映画の古典で、日本で映画を学んだヒットメーカーのシン・チー監督の手練れの演出と、ヤン・ミン&ジン・メイらスター俳優の号泣必至の熱演で大ヒットを記録した。ちなみにヤン・ミンはその後、本名のツァイ・ヤンミン(蔡揚名)として監督デビューし、数々の名作を生み出した。『流星花園~花より男子~』で知られるツァイ・ユエシュン(蔡岳勳)監督は彼の実子である。一度聴いたらサビが頭から離れない主題歌「燒肉粽」は、多くの歌手が歌い継ぐ台湾語歌謡で、シウグァンが健気にチマキを売るシーンのバックに流れるメロウなバージョンは、日本でも人気のあった女性歌手サラ・チェン(陳淑樺)が11歳の頃に歌ったもの。2019年にはインスパイア続編ともいうべき短編映画“燒肉粽2019”が製作された。[杉山亮一]