プレ企画

映画字幕翻訳講座2015 in 大阪大学箕面キャンパス

  • LINEで送る

映画や地上波・衛星放送などのテレビ・電波媒体、またDVD・BDからウェブストリーミングなど広範なジャンルにおいて、様々な映画・映像翻訳が行われています。海外から多様な映画・映像が即座に配信され、日本語字幕や吹替など瞬時に翻訳が求められる時代。スピードかつ正確性が求められ、その重要性は増すばかりです。

oaff2013_catalog

字幕翻訳は通常の翻訳とは異なります。人が字幕を読み切れる文字数は1秒間に約4文字と言われるため、長い言い回しでも限られた文字数内で表現し、さらに映画の世界観を損なわないような、平易な言葉にまとめなくてはなりません。外国語の読解力はもちろん、日本語の文章表現力が求められる奥の深い職人技の世界。字幕翻訳とは、作品を深く理解して、寄り添い、その本質にもっともふさわしい日本語訳を模索していく作業なのです。

2008年から開催され好評の「映画字幕翻訳講座」を今年も大阪大学箕面キャンパスで開催いたします。字幕翻訳家の間渕康子さん、字幕制作者の堀三郎さんという映画字幕の第一線で活躍されるお二人をお招きし、映像翻訳の基礎知識を分かりやすく、楽しく講義していただきます。

なかなか覗き見ることのできない世界を知る1日講座。どうぞお気軽にご参加ください。

※本講座は終了しました。たくさんの皆さまのご参加、ありがとうございました。

日 時

2015年11月4日(水)14:40開講(約3時間予定)

会 場

大阪大学箕面キャンパス 外国学図書館4階 AVホール

大阪モノレール:「彩都西駅」下車、西へ徒歩約15分

◎阪急バス:「阪大外国語学部前」「間谷住宅4」下車(千里中央始発、北千里・小野原経由)

アクセスはこちら http://www.sfs.osaka-u.ac.jp/jpn/access.html

講 師

間渕康子さん(字幕翻訳家)

東京外国語大学卒、専攻はインドネシア語。某メーカー勤務後に字幕翻訳講座を受講し、1997年より字幕翻訳を生業として今日に至る。映画美学校映像翻訳講座講師。特別講座において『ラジウム・シティ』の字幕翻訳を指導監修。大阪アジアン映画祭上映作品では『パパドム ~パパの味~』『踊れ 五虎〈ウーフー〉!』『ビルの青い空』『KIL』『ガルーダ・パワー』を担当。

堀三郎さん(アテネフランセ文化センター)

日本における字幕投影システムの第一人者。東京国際映画祭をはじめ日本各地の映画祭で活躍。字幕翻訳プロデューサーとして活動している。また、ミニシアターの基本設計にも携わり、18番目のスクリーンとして築60年の「横浜シネマリン」をリノベーションして再オープンさせた。

司 会

古川裕先生(大阪大学大学院言語文化研究科教授)

2008年度NHKテレビ中国語講座講師。専攻は現代中国語の文法研究。中国の映画やドラマのファンで、音楽や映像を使った中国語教育法にも関心がある。大阪アジアン映画祭では第8回『二重露光』『GF*BF』、第9回『上から見る台湾』、第10回『逆転勝ち』の字幕翻訳・監修を担当。

受講料

無料(一般の方は事前登録が必要です。大阪大学の学生については事前登録不要です。)

お申込み・
お問い合わせ

《一般の方》必ず事前登録が必要です。(定員50名)

・オンライン:こちらの 申し込みフォームに必要事項をご入力のうえ、お申込みください。

・電話:06-6373-1211(午後1時〜5時まで。大阪アジアン映画祭運営事務局)

・満員の際はお断りすることもありますので、予めご了承ください。

《大阪大学の学生》大阪大学の学生については事前登録は不要です。

・電話:072-730-5013/5015(大阪大学言語文化研究科・外国語学部箕面事務室研究協力係)

主 催

大阪大学大学院言語文化研究科

大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪アジアン映画祭)

共 催
大阪大学外国学図書館