プレ企画

映画字幕翻訳講座2015 in 大阪大学箕面キャンパス

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開催レポート(2015年11月4日@大阪大学箕面キャンパス 外国学図書館4階 AVホール)

大阪アジアン映画祭プレ企画の「映画字幕翻訳講座」が、今年も大阪大学箕面キャンパスにて11月4日(水)に開催され、学生・一般の方々をあわせて80人以上の皆様にご参加いただきました。(主催:大阪大学大学院言語文化研究科、大阪映像文化振興事業実行委員会、共催:大阪大学外国学図書館)

映画字幕翻訳講座2015

講師は、字幕翻訳家の間渕康子さんを今回初めてお迎えするとともに、日本における字幕投影システムの第一人者であるアテネフランセ文化センターの堀三郎さんを昨年に続きお招きしました。間渕さんはインドネシア語を専攻され、大阪アジアン映画祭でもインドネシアやマレーシア映画を中心に多くの作品を翻訳されています。そして司会は、大阪大学大学院言語文化研究科教授の古川裕先生に今年も務めていただきました。

恒例のワークショップでは、間渕さんの字幕翻訳で第9回大阪アジアン映画祭にて上映したマレーシア映画『KIL』のワンシーンを、参加者が講座で学んだルールを早速使って翻訳しました。その中から5人の方の翻訳が実際に映像にのせて発表され、参加者は訳した言葉が文字になって映し出される体験に、字幕翻訳の面白さを発見したようでした。

大阪アジアン映画祭では、当講座の参加者を中心に字幕翻訳のボランティアを募り、アテネフランセ文化センターの監修のもと、毎年1本、上映作品の字幕翻訳をしていただいています。今後もこのような活動を続けていきたいと考えています。