- 海外初上映
コンペティション部門
七夕の妻
Tanabata's Wife
監督:チョイ・パギリナン、チャールソン・オン、リト・カサヘ
Director: Choy PANGILINAN, Charlson ONG, Lito CASAJE|2018年|フィリピン|81分
上映日 | 時間 | 会場 | ゲスト登壇(予定) |
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3/13水 | 18:40 | シネ・リーブル梅田4 | |
3/16土 | 12:30 | シネ・リーブル梅田4 | ◎ |
【開催レポート】

- 出 演
- メイ・ファングラヤン
カミムラミユキ
カート・アララッグ
ダニロ・ブレイネー - 作品解説
中年の農夫、七夕は沖縄から単身フィリピンに移住し、ルソン島北部の雄大な山々に囲まれながら野菜を育てている。ある日、仕事を探しにやって来た少数民族の若い娘、ファサンを住み込みで雇うことに。共同生活の中で2人は次第に心を通わせ、夫婦の契を交わす。子宝にも恵まれ、順風満帆に見えた七夕の毎日。だが、日本人を夫にし、生活文化の違いに苦悩するファサンはある決断をする…。
1930年代にフィリピンで出版された日系人シナイ・ハマダの短編文学小説を著名作家のチャールソン・オンが脚本化し、チョイ・パギリナン監督、リト・カサヘ監督とともにメガホンを取った人間ドラマ。ルソン島北部の農業の発展を下支えした日系人の歴史の一幕にスポットを当て、現地語と日本語を織り交ぜながら、七夕が奏でる笛の音を乗せて詩情豊かに夫婦愛を描いた。尊敬する日本映画の巨匠・小津安二郎監督、黒澤明監督の撮影手法も取り入れ、従来のインディーズ映画になかった映像美も追求。「農業」をテーマにした「トゥー・ファーム映画祭」で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀男優賞、最優秀女優賞など9部門の受賞を独占した注目作。