ホーム > 開催レポート > 3月12日(火)
第8回大阪アジアン映画祭
開催レポート 3月12日(火)

映画祭5日目

 

雲のない暖かなお天気だった大阪。映画祭も半分まで来ました。
まだ、これからお披露目になる作品の上映も続きます。

 

 

 

 

梅田ブルク7では、パン・ホーチョン監督の爆笑コメディ『低俗喜劇』(特集企画《Special Focus on Hong Kong》)と世界初上映となるユー・ナン主演『親愛』(コンペティション部門)が上映となりました。

 

 

今日からスタートしたのが《インディ・フォーラム部門》。作家性が強く個性的なアジアの作品がラインナップする注目のフレーム。第七藝術劇場にて、CO2富岡事務局長の挨拶でオープニングを迎えました。

 

富岡事務局長

富岡事務局長は、この部門の概要を説明。

 

富岡事務局長 『こども映画ワークショップ』

今年は、CO2の助成作品3本と、韓国・中国そしてミャンマーの監督がタイで撮った作品も上映。また、予定されているトークセッションについては、「一つは、インディペンデント映画が簡単に公開できる状況を踏まえて、CO2の今後も含めてインディペンデント映画の未来を語るシンポジウム。もう一つ “アジアンミーティング2013”は、CO2授賞式の前に、リム・カーワイ監督(『Fly Me to Minami~恋するミナミ』)を司会に3人の海外ゲストを迎え、アジアのインディペンデントの状況について語ります」とのこと。

 

その後、引き続き上映された『こども映画ワークショップ』について、 「昨年からワークショップにも力を入れてきて、今年も“こども映画ワークショップ”を開催しました。1分間の作品を小学3年から中学3年生までの17人のこども達に撮ってもらいその過程をまとめたもので、1本の作品としても成立しています。ぜひ楽しんでください」とコメント。

17日(日)『こども映画ワークショップ』舞台挨拶の模様はこちら

 

引き続き13日からは、プラネット・スタジオ・プラス・ワンも上映会場に加わります。

“アジアのインディペンデント映画の今”を是非ご堪能いただきたいです。


 

 

 

 

シネ・ヌーヴォでは、特集企画《GTHの7年ちょい》より3作品上映。

 

 

その間、夕方には韓国作品『裏話 監督が狂いました』(コンペティション部門)の上映に、イ・ジェヨン監督が登壇しました。

 

三間旭浩監督、諸田創プロデューサー、出演の森下くるみ氏
青池憲司監督『3月11日を生きて~石巻・門脇小・人びと・ことば~』

「今日は、ソウル12:40発の飛行機に乗る予定だったのに、目を開けたら11:00で、あわや遠隔舞台挨拶となるところでした」と、ネット電話での登壇になるかも?な私たちの期待に応えてくれる(笑)エピソードでスタート。

 

劇映画の部分とドキュメンタリー的な部分を行ったり来たりする作品だけに、「どこまでが台本なのか?」は気になるところ。「脚本は10%程度。あとは、“遠隔から撮る”というコンセプトがあったくらいで、全てその場で偶発的に起こったもの。」なんだとか。“監督が全然指示をくれないから自分たちで進めるしかない!”と役者が自主的に動いてくれたそう。

 

会場から「参加していた役者や仲間が、口々に監督の悪口を言っていました。本気で腹が立ったり、この役者は金輪際使わないぞ!と思ったりしませんでしたか?」の質問に、「韓国にも“墓穴を掘る”って言葉があるんだけど、そもそも風呂敷を広げたのは僕だから、何かあっても自分の責任だし仕方ないよね。まあ、僕の映画の中で僕の悪口を言われるぶんにはオッケーですかね。」

 

興奮気味に、韓国語で感想を語る女性も現れるなど、時間いっぱいまで終始盛り上がった舞台挨拶。挨拶終了後には、ロビーでのサイン会にも快く応えてくれました。

 

次回上映は16日。監督来場予定です。『裏話 監督が狂いました』

16日(土)の舞台挨拶の模様はこちら

 


大阪の街を楽しんでくださっている様子で嬉しくなります。

イ・ジェヨン監督、大阪観光

 

なんだか「冬ソナ」風。

ヨン様の『スキャンダル』は、イ・ジェヨン監督作品でした!、と飛躍しすぎですね……。

↓↓↓

イ・ジェヨン監督、大阪観光