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  • 海外初上映

コンペティション部門|特集企画《台湾:電影ルネッサンス2018》

傷心わんこ

A Dog’s Life [狗狗傷心誌]

監督:チャン・イー(張毅)

Director: CHANG Yi (張毅)|2017年|台湾|80分

上映日 時間 会場 ゲスト登壇(予定)
3/12月 14:25 シネ・リーブル梅田4    
3/14水 21:20 シネ・リーブル梅田4  

【開催レポート】

A Dog’s Life
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作品解説

4つの物語からなるオムニバス作品。1話目は子供と子犬の物語。雨降る街で偶然出会った彼らは束の間の楽しい時間を過ごすが…。2話目は男性と野良犬の物語。傷だらけの犬を見つけた男性は放っておけず家に連れて帰るものの彼自身は既に何匹もの犬を飼っており、彼らはその傷だらけの犬が気に入らない。3話目は老人と老犬の物語。妻がかわいがっていた犬を妻の亡きあと、夫が世話をすることに。4話目は女性と捨て犬の物語。彼女は飼っている大型犬と穏やかな毎日を過ごしていた。ある日、捨て犬を見かけ一旦は通り過ぎたのだが…。

コンペティション部門初のアニメーション映画。監督は80年代台湾ニューウェーブの旗手の一人、チャン・イー。4話とも異なるタッチの絵で描かれており、全話通してセリフはなく、音楽と犬の鳴き声のみで物語が進む。どれも静かながら単なるお涙頂戴の物語ではなく、心がポッと温かくなる瞬間もあれば、喪失感や後悔を感じた時のような、なんとも言えないほろ苦さもあり、さまざまな感情が胸に広がる。

エドワード・ヤン作品を製作してきたユー・ウェイエンと、台湾ニューウェーブの守護神として活躍したカリスマ的批評家ペギー・チャオらが、プロデューサーを務めている。