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ライザ・セノンさん《薬師真珠賞》受賞

  • 海外初上映

コンペティション部門|特集企画《祝フィリピン・シネマ100年》

ミスターとミセス・クルス

Mr. and Mrs. Cruz

監督:シーグリッド・アーンドレア P・ベルナード

Director: Sigrid Andrea P. BERNARDO|2018年|フィリピン|116分

Mr. and Mrs. Cruz
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出  演
ジェイシー・サントス
ライザ・セノン
ルイ・マナンサラ
ディド・デラ・パズ
ボン・カブレラ
作品解説

結婚式当日に花嫁に逃げられた男、ラフィ。結婚生活が破綻した女、ジェラ。心の傷が癒えない男と女が現実から逃避するため、ひとりで向かった旅先は「世界一美しい島」と言われるパラワン島のリゾート地だった。現地ツアーで出会った二人は同じ姓だったことから、皮肉にも至る所で「クルス夫妻」と呼ばれ、ひょんなことから同室になってしまう。結婚観の違いに反発し合うが、自分の過去や弱さをさらけ出すうち二人の心は溶け出し、次第に恋心が芽生え始めるが…。

北海道を舞台にした前作『キタキタ』(OAFF2017) が空前の大ヒットとなり、フィリピンのインディペンデンス映画史上最高の興行収入を記録。一躍、時の人となったシーグリッド・ベルナード監督が大手映画製作会社からオファーを受けた最新作で、自身初の商業映画。

ダブル主演の人気俳優の持ち味を最大限に引き出し、抒情詩のような珠玉のセリフと極上の絶景が重なり合う大人のラブストーリーに仕上げた。観る者全ての心に響くシーグリッド監督の作風がきらりと光る必見の作品。映画史に長く記憶されるだろう、主演男女の凄絶な酔っ払い演技。見知らぬ男女がどうやって仲良くなればいいかを示唆してくれる、恋愛の教則映画。