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《グランプリ(最優秀作品賞)》受賞

  • 世界初上映

コンペティション部門|特集企画《Special Focus on Hong Kong 2018》

中英街一号

No. 1 Chung Ying Street [中英街一号]

監督:デレク・チウ(趙崇基)

Director: Derek Sung-kee CHIU|2018年|香港|120分

No. 1 Chung Ying Street
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出  演
ネオ・ヤウ (游學修)
ロー・ジャンイップ(盧鎮業)
フィッシュ・リウ(廖子妤)
作品解説

中英街は、香港特別行政区と広東省深圳(シンセン)市が共同管理する沙頭角地区に実在する。1967年の香港暴動の際に英国が沙頭角地区を辺境禁区として封鎖して以来、沙頭角住民は香港への往来が制限され、合法的な香港市民でありながら香港への出入りに「禁区紙」と言われる通行証が必要であるといういびつな状況に置かれる。 1967年の香港暴動と2014年の雨傘運動が類似していると感じたデレク・チウ監督は、香港の歴史にとって重要な二つの運動を本作品のベースに置いた。

社会主義に傾倒しているジャンマン(ネオ・ヤウ)、その幼馴染で西洋文化に憧れているライワー(フィッシュ・リウ)、ライワーに好意を寄せるお金持ちの坊ちゃんジーホウ(ロー・ジャンイップ)、中国から密入国してきたウィンキュン(ケルヴィン・チャン)という4人の若者は1967年の暴動に巻き込まれ時代に翻弄される。そして2019 年。政府への抗議活動に参加した3人の若者ヤッホン(ネオ・ヤウ二役)、シーワイ(フィッシュ・リウ二役)、ヤッロン(二役)と1967年の暴動に参加して中国へ強制送還された後に再度密入国してきた老人ウィンキュン(ヨン・サウチョック)との繋がりを描くことで連綿と繋がる歴史を事実として観客に刻み込む。

『ぼくたちはここにいる』等でポスト・ウォン・カーウァイ世代香港映画の旗手との評価を確立したデレク・チウが、久方ぶりに自身の長年抱えてきた企画を映画化。