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《芳泉短編賞スペシャル・メンション》受賞

  • 海外初上映

特別注視部門

できちゃった?!

Daddy-To-Be [有了?!]

監督:パン・カーイン(潘客印)

Director: PAN Ke-yin|2022年|台湾|25分|言語:中国語、台湾語|字幕:日本語、英語、中国語

上映日 時 間 会 場 ゲスト登壇(予定)
3/11土 10:30《短編E》 大阪中之島美術館  
3/14火 10:30《短編E》 大阪中之島美術館  

※プログラム《短編E》『世界』と併映

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出  演
ツェン・ハオザー(曾皓澤)
イェン・イーウン(嚴藝文)
ヨウ・ジャーシュアン(游珈瑄)
作品解説

まもなく兵役に就くアーチュン。ある日、彼女のシャオアンから「生理が遅れている」と告げられ動揺する。妊娠検査薬でも陽性反応が出て、ますます動揺するアーチュン。しかし、幼い頃に父を亡くしているアーチュンは、「父」というものに対してピンと来ず、自分が父親になるという自覚も全くない。そんな時、事情を何も知らない母から渡された亡き父の腕時計のアラームが夜中に鳴り響いた。

OAFF2022で短編『姉ちゃん』が上映されたパン・カーイン監督作品。今回も家族を題材にした短編作品だが、ジャンルはコメディだ。妊娠騒動を男性の視点から描いている本作は、どこを切り取ってもユーモアにあふれている。魅力的な登場人物たち、まるでコントのようなやり取り、何とも言えない表情の数々……大いに笑い、家族愛にしんみりしているうちに、あっという間にエンディングを迎える。果たしてアーチュンの「父性」は目覚めるのか? アーチュン役のツェン・ハオザーは本作が初主演。母親役のイェン・イーウンは『愛・殺』(OAFF2021)に出演している。また、大ヒットしたテレビドラマ「おんなの幸せマニュアル 俗女養成記」シリーズでは監督も務めている。[谷口弘枝]