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第8回大阪アジアン映画祭
開催レポート 3月8日(金)

第8回大阪アジアン映画祭、始まりました。

 

梅田ブルク7で行われた、オープニング・セレモニー&オープニング『毒戦』の上映。多くのお客様がつめかけてくださいました。

オープニング・セレモニー会場風景

ゲスト登場に観客の皆さんから拍手がわきおこり、会場も一つに。

 

 

オープニングセレモニーには駆けつけてくれたゲストは、コンペティション部門ワールドプレミア上映となるマレーシア=台湾合作映画『カラ・キング』のNamewee監督と俳優のクリストファー・ダウンズ氏。そして、特別招待作品部門『戦争と一人の女』の井上淳一監督。

 

初監督作『ナシレマ2.0』で「来るべき才能賞」を受賞したNamewee監督は、昨年に続いての登場。「『カラ・キング』は世界初上映。ここで初めて見ていただきます。私も初めて見ます」(!!) 会場は笑いに包まれました。また、『カラ・キング』に出演のクリストファー・ダウンズ氏は、初めての大阪アジアン映画祭参加への喜びを語ってくれました。

 

故・若松孝二監督に師事し、今回が初監督作品となる井上淳一監督。 「この映画がアジアで本当に通じるかどうか、例えばジョニー・トー監督の映画を我々が楽しむように、アジアの人たちが本当に心を許して楽しんでくれるだろうかという思いで作りました」とスピーチ。

Namewee監督と俳優のクリストファー・ダウンズ氏

「みなさん、こんばんは」と日本語で挨拶されたNamewee監督(右)とクリストファー・ダウンズ氏(左)

井上淳一監督

井上淳一監督は大観衆を前に感無量の面持ちで。作品への自信が伝わってきました。


 

 

 

 

ジョニー・トー監督ジョニー・トー監督ジョニー・トー監督
続いて、オープニング上映『毒戦』舞台挨拶のためだけに、香港から駆けつけたジョニー・トー監督が登壇。

 

2010年、本映画祭のオープニングを飾った『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』より3年ぶりの来日を果たした監督。本映画祭でも、4年連続で彼の作品を上映していることもあってか、その人気たるや!拍手と共に「ジョニー」と歓声があがり、会場もヒートアップ。

 

「今回大阪に帰ってくることができたことがうれしい」とグレーのスーツを着こなしたダンディーなジョニー・トー監督がまずご挨拶。本格的な中国進出作となった『毒戦』については、「『単身男女』『高海抜の恋』の2本を撮りながら中国大陸の公安に関する警察もの脚本をじっくりと書いていたが、さまざまな制限があり今日ご覧いただくものは、当初書こうとしていたものとは異なるけれど、日本のお客様にどう見ていただけるか楽しみ」と大陸での映画作りについて語られた。

 

「今回作品が完成して映画祭で上映できることは、大陸側の制限が少し緩んできた証拠。他の監督たちが中国大陸で公安や警察に関する映画を作っていけるひとつのきっかけになれば」と次世代の監督たちにエールを送ることも忘れなかった。

 

「今までのジョニー・トー作品とは違う大陸で撮ったアクションムービー。次に僕が大阪に来たとき映画の感想を聞かせてほしい」と次の出品&来日を約束することばが飛び出し、場内は感動しきり。


ジョニー・トー監督登壇風景

 

最後に、ゲストの皆さんがステージに登場。会場中が和やかなムードで写真撮影となりました。

ゲストの皆さんがステージに登場 ゲストの皆さんがステージに登場

 

この後、日本初上映『毒戦』へ。監督の熱き気持ちのこもった作品は、観客の皆さんにどう届いたでしょうか。
熱気溢れるオープニングセレモニー&オープニング上映で幕開けした映画祭。クロージングまで、まだまだお楽しみは続きそうです。お楽しみに。

 

Namewee監督、大阪の街を食べつくす!?

ご自身のツイッターでも、Osaka Asian Film Festival 2013, starts with Ramen !(大阪アジアン映画祭2013は、ラーメンでスタート!)と写真付でつぶやいた監督。大阪の街を楽しんでもらえると、私たちも嬉しくなります。

Namewee監督、大阪の街を食べつくす!?