- 日本初上映
コンペティション部門
ナディア、バタフライ
Nadia, Butterfly
監督:パスカル・プラント
Director: Pascal PLANTE|2020年|カナダ|107分
上映日 | 時 間 | 会 場 |
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3/5 金 | 14:20 | シネ・リーブル梅田4 |
3/13 土 | 18:10 | 梅田ブルク7 シアター7 |
- 出 演
- カトリーヌ・サヴァール
アリアン・マンヴィル
ヒラリー・コールドウェル
ケイリン・マクマレイ
ピエール=イヴ・カルディナル - 作品解説
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選手人生のピークに引退を決め、最後の大会となる東京オリンピック2020に挑む、カナダ代表の競泳選手ナディア。プールの中の世界しか知らない彼女は、引退後の医学部進学に不安を抱きながらも、東京での数日間を通して未来への一歩を踏み出していく。
本作は19歳まで競泳選手だったパスカル・プラント監督自身の経験が基になっている。ナディア役のカトリーヌ・サヴァールは現役の競泳選手であり、リオデジャネイロ・オリンピック2016女子4×200メートルリレーの銅メダリスト。ナディアのチームメイトの3人も同じく競泳選手が演じている。モントリオールのオリンピックプールで撮影された試合シーンは実際の試合さながらの迫力があり、彼女たちのダイナミックな泳ぎに圧倒される。
しかし、本作の見どころは、むしろ試合が終わってからだ。緊張とプレッシャーから解放されたナディアは、帰国までの日々をどう過ごすのか。パーティーでの刹那の快楽、やがて押し寄せる孤独感、新たな人生への恐怖…一人の女性としての彼女の葛藤を描くことで、単なるスポーツ映画にはとどまらない、奥行きのある人間ドラマに仕上がっている。[今井祥子]
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