- 海外初上映
コンペティション部門
生まれてよかった
The Slug [태어나길 잘했어]
監督:チェ・ジニョン(최진영)
Director: CHOI Jin-young|2020年|韓国|99分
上映日 | 時 間 | 会 場 |
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3/9 火 | 14:05 | シネ・リーブル梅田4 |
3/11 木 | 18:20 | シネ・リーブル梅田4 |

- 出 演
- カン・ジナ(강진아)
パク・ヘジン(박혜진)
ホン・サンピョ(홍상표) - 作品解説
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チュニと狭い屋根裏部屋のナメクジ。
IMF直後の韓国。両親が他界し伯父の家で居候暮らしをする中学生のチュニ(パク・へジン)は、多汗症のため肩身の狭い思いをしていた。ニンニクの皮剝きの内職で生計を立てる心優しく内向的なチュニ(カン・ジナ)は、吃音症のチュファン(ホン・サンピョ)と出会い恋をする。そんなある日、雷に打たれチュニは九死に一生を得る。その日を境に中学生の頃の自分が目の前に現れる。二人のチュニの同居が始まる。今と過去がスライドする。
「そんな風に生きるもんじゃない」「大丈夫。あなたのせいじゃない…私たちのせいじゃない」「早く行きたければ一人で行け、遠く行きたければ一緒に行け」
中学生のチュニに、大人のチュニに向けられた言葉たち。傷ついた幼い日の自分に、今の自分に、あなたは何と言ってあげますか?
大学で社会学を学び、韓国・全州を拠点に映画製作を続けるチェ・ジニョン監督が実際に見た、雷に打たれ自我が二つに分かれる夢から生まれた初の長編映画作品。喪失と恐れを乗り越えるため、過去の自分と直面する。自分を愛することの難しさと切なさと喜びを穏やかなユーモアで描いていく。[山本笑子]