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OAFF2023《グランプリ(最優秀作品賞)》受賞

  • 日本初上映

コンペティション部門

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監督:ギナ・S・ヌール

Director: Gina S. NOER|2022年|インドネシア|112分|言語:インドネシア語|字幕:日本語、英語

上映日 時 間 会 場 ゲスト登壇(予定)
3/14火 15:20 シネ・リーブル梅田4  
3/18土 12:50 ABCホール

★シンポジウム|3月17日(金)15:00-16:30|大阪中之島美術館1Fホール

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出  演
オーロラ・リベロ
アラウィンダ・キラナ
オーリア・サラ
ジェローム・クルニア
ケヴィン・ジュリオ
作品解説

セクシーな食事シーンを動画配信する17歳の女性二人。リサとサラは高校生で、無二の親友だ。リサは再婚した母との関係に悩み、ある女性のセックス「流出動画」に、試験を抜け出し、トイレで眺めてしまうほどにハマっている。一方、サラは年上の男性と知り合い、気になり始める。偶然、二人は調理器具の店で、流出動画の被害者女性を見掛け、後をつけることに。

監督は、脚本家デビューから、ホラー『紅いランタン』(2006)、エドウィン監督『ひとりじめ』(OAFF2018)、『アリ&クイーンズ』(2021)他、若者の光と影を描いてきた女性である。長編監督デビュー作『Dua Garis Biru(原題)』(2019)では、高校生妊娠を取り上げた。若者たちに寄り添い、見守り続ける彼女が、今回、挑んだ題材はリベンジポルノ。そして、難役を託された主演の二人は、リサ役が『恋は降りしきる雨のよう』(2020)の主演オーロラ・リベロ、サラ役がカミラ・アンディニ監督『ユニ』(2021)の主演アラウィンダ・キラナ。2022年12月に劇場公開されたばかりの今作は、気鋭の女優と女性監督のタッグによる、男性優位のインドネシアに潜む抑圧と性暴力に斬り込み、「NO!」を叩きつけ、#MeToo運動を後押しするシスターフッド映画で、変わらない男社会と世界への挑戦状だ。[坂川直也]

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ギナ・S・ヌール監督