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アジアの映画人が集結し今年も映画祭が開幕!オープニング・セレモニー

阪急うめだホールにて、FM OH! DJの小早川秀樹さんの進行のもとオープニング・セレモニーが開催され、『嵐電』のオープニング上映が行われました。

上映に先立ち行われたオープニング・セレモニーでは上倉庸敬大阪映像文化振興事業実行委員会委員長のご挨拶。

FM OH! DJ 小早川秀樹さん

上倉庸敬大阪映像文化振興事業実行委員会委員長

その後、映画祭初日に駆けつけたゲストたちがステージに登場。

特集企画《ニューアクション!アジア》より『群山:鵞鳥を咏う』のチャン・リュル監督、特集企画《Special Focus on Hong Kong 2019》より『女は女である』のメイジー・グーシー・シュン監督、ミミ・ウォンプロデューサー、主演のトモ・ケリーさん、《インディ・フォーラム部門》より『ココロ、オドル』の岸本司監督、主演の尚玄さん、『WHOLE』の川添ビイラル監督、出演の川添ウスマンさん、海・星野・サンディーさん、《特別招待作品部門》より『ピア~まちをつなぐもの~』の綾部真弥監督、『いつか、どこかで』のリム・カーワイ監督、《コンペティション部門》より『浜辺のゲーム』に出演の大塚奈々穂さんに続き、オープニング上映作品『嵐電』の鈴木卓爾監督、出演の井浦新さん、大西礼芳さん、金井浩人さんも登壇されました。

(左から)金井浩人さん、井浦新さん、大西礼芳さん、鈴木卓爾監督、大塚奈々穂さん、リム・カーワイ監督、綾部真弥監督

(左から)海・星野・サンディーさん、尚玄さん、川添ウスマンさん、川添ビイラル監督、岸本司監督、メイジー・グーシー・シュン監督、ミミ・ウォンプロデューサー、トモ・ケリーさん、チャン・リュル監督

登壇者を代表して『群山:鵞鳥を咏う』のチャン・リュル監督が、大阪は初めてと前置きしながら、「この10年間アジアフォーカス・福岡国際映画祭に来ていました。みなさんが私の映画を気に入ってくだされば、私はこれから大阪に10年通うつもりです。映画祭の期間中、たくさんの喜びと楽しみと幸せな時間を過ごしてください」と挨拶されました。

そのままステージ上で、登壇ゲストが2列になっての記念撮影。いよいよ今年の映画祭が華やかに幕を開けました。

会場が大いに沸く!チーム『嵐電』登場。若き映画人も輝いた感動のオープニング世界初上映

引き続き行われたオープニング上映『嵐電』の舞台挨拶では、出演の石田健太さん、窪瀬環さん、福本純里さん、川島千京さん、町田愛さん、若井志門さん、上原優人さん、早川聡さん、および音楽のあがた森魚さんもご登壇。チーム『嵐電』の面々が並び、まさに圧巻。

鈴木卓爾監督

金井浩人さん

京都・嵐山を走る市街電車、通称嵐電を舞台に、3組の各年代に分かれたラブストーリーが展開する作品ですが、西日本にあまり縁のない人生だったという鈴木卓爾監督は、「大阪アジアン映画祭のオープニング上映舞台挨拶に立っていることに驚いています」と正直な感想を口にしながら、「(僕のように)京都の外からやってきた人間と、京都の中にいる人が出会い、何が生まれるのかを描いたラブストーリーです。みなさんに、もっとニコニコしていただきたいという思いでつくりました」と作品への思いを語られました。

東京からやってきた役者役の金井浩人さんは、「現実の中に突如ファンタジーが出てくるのですが、台本を読んだ時も物語として気持ちよく入って面白かったですし、観ていただいてそう感じてもらえるのではないかと思います。近くや遠くにいる誰かを思いたくなるような映画です」と演じてみての感想を語りました。

大西礼芳さん

井浦新さん

金井さんの相手役となる、嵐電沿線在住の女性を演じた大西礼芳さんは、京都造形芸術大学時代の4年間を京都で過ごし、思い出がいっぱいある街での撮影を振り返り、「特別な思いになりました。在学中よりも撮影を終えた時の方が、京都のことを好きになりましたし、みなさんも、もっと京都のことが好きになってもらえると思います」と作品に込めた思いを語られました。

そして鎌倉からやってきたノンフィクションライター役の井浦新さんは、「これから自由に『嵐電』の世界を楽しんでいただきたい」と語った後、「今一緒に登壇している若者たちは鈴木卓爾監督のもとで映画を学んでいる生徒で、この作品に参加しています。彼らと一緒にこの映画をやらせてもらえたのが一番の宝です」と、登壇者に自己紹介を促し、チーム嵐電の自己紹介タイムに。フォトセッションでは、肩を組んで観客のみなさんのカメラに笑顔で応えてくれました。

「⼤阪アジアン映画祭では日頃なかなか⾒る機会がない映画がたくさん上映されます。きっと忘れられない記憶、⾃分だけの物語が⽣まれるいい機会になるはずです」と大阪アジアン映画祭に対するコメントまでいただき、感動の舞台挨拶は幕を閉じました。

その後行われた『嵐電』オープニング上映後も、観客の皆さんから温かい拍手が巻き起こりました。

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