おおさかシネマフェスティバル2014
主演女優賞記念上映『ペコロスの母に会いに行く』
『ペコロスの母に会いに行く』『ペコロスの母に会いに行く』

(C)2013「ペコロスの母に会いに行く」製作委員会

制  作
2013年/113分/配給:東風
スタッフ
監督:森﨑東 原作:岡野雄一 脚本:阿久根知昭 撮影:浜田毅 音楽:星勝、林有三 主題歌:一青窈
出  演
赤木春恵、岩松了、原田貴和子、加瀬亮、竹中直人
作品解説
人情喜劇の第一人者・森﨑東監督が、新しい視点から高齢化と介護問題を描いたほのぼのコメディ。長崎生まれの岡野ゆういち(岩松了)は今もこの町で暮らしているが、父ちゃんの死後、母・みつえ(赤木春恵)の認知症が始まって日々騒動を繰り広げる。“ペコロス”とは、小さな玉ねぎのことで、ゆういちの愛称。「ハゲた息子が母に会いに行く、その繰り返し」と原作者が言うとおり、認知症の母との何げない会話、日常生活をベースにしながら、原爆が落ちて間もない頃の父母、酒乱だけど本当は優しい父と過ごした少年時代、母の元を訪れる父の幻影といったエピソードを交えて、涙が出るほどおかしい母と息子の日常生活を綴る。
元々は2012年1月に地元・長崎で自費出版されたエッセイ漫画。プロデューサーが注目し、長崎の書店では2カ月間、1位を記録するなど、爆発的な盛り上がりを見せた。85歳になる森﨑東監督のメガホンで映画化され、89歳でこれが映画初主演になる赤木春恵がコミカルな演技を見せた本作は大好評。キネマ旬報では2013年度のベストワンに輝いた。
関連サイト
作品公式サイト http://pecoross.jp/
東風 公式サイト http://www.tongpoo-films.jp/index.html