プレ企画|2013年 映画字幕翻訳講座 in 大阪大学箕面キャンパス

映画や地上波・衛星放送などのテレビ・電波媒体、またDVD・BDからWebなど広範なジャンルで様々な映画・映像翻訳が行われ、そのスピーディかつ正確性が求められ、その重要性は増すばかりです。海外からは多様な映画・映像が即座に配信され、その日本語字幕や吹き替えなどにおいて、瞬時に翻訳化が求められる時代になっています。

しかし、これら映像作品の字幕翻訳は単なる日本語訳とは異なり、多くの情報を限られた字数の中に要約し、さらに日常で会話しているような分かりやすい言葉にまとめなくてはなりません。人が文字を読む速さは1秒間に約4文字と言われ、そのため長い言い回しでも限られた文字で意味を伝えると共に分かりやすく翻訳する必要があります。読解力とともに、日本語の文章力がより求められています。字幕翻訳とは、映像作品を深く理解して、映画に寄り添い、その本質にもっともふさわしい字幕/吹替翻訳を模索していく作業なのです。

講座風景

2008年から開催され好評の「映画字幕翻訳講座」、今年も大阪大学箕面キャンパスで開催いたします。字幕翻訳家の松岡葉子さん、字幕制作者の堀三郎さんという映画字幕の第一線で活躍されるお二人にお越しいただき、映像翻訳の基礎知識を解説することから始め、映像と翻訳、映像と字幕の関係をやさしく分かりやすく、また楽しく講義していただきます。(写真は昨年の開催風景)

ますます高まる映画字幕ヘの関心。映画字幕や字幕翻訳家に興味のある方はもとより、映画がお好きな方も、どうぞお気軽にご参加ください♪

※この講座は終了しました。たくさんのご参加、ありがとうございました。

日 時
2013年11月6日(水)14:40開講
(途中休憩をはさんで3時間予定)
会 場
大阪大学箕面キャンパス 外国学図書館4階 AVホール
大阪モノレール:「彩都西駅」下車、西へ徒歩約15分
◎阪急バス:「阪大外国語学部前」「間谷住宅4」下車(千里中央始発、北千里、小野原経由)
アクセスはこちら http://www.sfs.osaka-u.ac.jp/jpn/access.html >>>
講 師
松岡葉子さん(字幕翻訳家、映画翻訳家協会会員)
フランス語、英語を中心に劇場公開作品、映画祭など幅広く字幕翻訳を手がける。近作に『ホーリー・モーターズ』(仏/レオス・カラックス監督)、『17歳のエンディングノート』(英/オル・パーカー監督)、『タイピスト!』(仏/レジス・ロワンサル監督)など。また東京の映画美学校にて映像翻訳講座の講師として後進の育成に務めている。

堀三郎さん(アテネフランセ文化センター)
日本における字幕投影システムの第一人者。東京国際映画祭をはじめ日本各地の映画祭で活躍。字幕翻訳プロデューサーとして活動している。
司 会
古川裕教授(大阪大学大学院言語文化研究科教授)
2008年度 NHKテレビ中国語講座講師。専攻は現代中国語の文法研究。中国の映画やドラマのファンで、音楽や映像を使った中国語教育法にも関心がある。第8回大阪アジアン映画祭コンペティション部門『二重露光』『GF:BF』を字幕監修。
受講料
無料
・一般の方は事前登録が必要です。下記(一般の方)お問合せ先へ電話かメールでお申し込みください。※一般の皆様のお申込みは、定員に達しましたので終了しました。
・ただし、満員の際は、お断りすることもありますので、予めご了承ください。
・大阪大学の学生は事前登録は不要です。
定 員
150名(先着順)
お問合せ先
(一般の方)tel. 06-6373-1211(大阪アジアン映画祭 事務局) e-mail: info@oaff.jp
(学  生)tel. 072-730-5013,5015(大阪大学言語文化研究科・外国語学部箕面事務室研究協力係) e-mail: genbun-minoh-kenkyo@office.osaka-u.ac.jp
主 催
大阪大学大学院言語文化研究科
大阪大学外国学図書館
大阪映像文化振興事業実行委員会
その他
◎個人情報の取り扱いについて
個人情報については「映画字幕翻訳講座」開催の目的のみに使用し、本目的以外には他用いたしません。